「仕事を続けるか、迷っている……」

ある程度のキャリアを積んだ20代後半の女性には、仕事と結婚、そして出産までを考えた、難しい決断を迫られることがあります。

「女性活躍」、「子育て優遇」とのかけ声はあるものの、現場では、男性社員からの不満や、産んだもの勝ちの状況など、さまざまな問題を聞くこともあります。

そこでひとつの例として、自由に仕事をするためにスモールビジネス(個人事業・個人ビジネス)を営むことについてのメリット・デメリットを実体験から紹介したいと思います。

ゆるやかな起業・少額開業とは

まず、下記のページを参考に考えてみます。

最初に、「ゆるやかな起業の実態と課題」というPDFを見てみましょう。

ゆるやかな起業について

  • 事業の収入の多い少ないにこだわらず、仕事の目的として「自分の好きなことを自分でやること」を重視する開業者を「ゆるやかな起業家」と呼ぶ
  • その他の起業家と比べると、ゆるやかな起業家には、相対的に女性が多い
  • 「自由に仕事をしたかったから」起業した人が多い

次に、「『2018年度新規開業実態調査』からみる少額開業の実態」というPDFを見てみましょう。

少額開業について

  • 少額開業者の女性の割合は、そうでない場合に比べて相対的に高い
  • 40歳代がもっとも多いが、29歳以下も10%以上
  • 「自由に仕事をしたかったから」開業した人が多い
  • 開業前に目標としていた月商を達成している割合は、42.3%

ざっくりとまとめていうならば、「自由に仕事をしたい」という目的でスモールビジネスをはじめる人は、増えている印象。

また、開業して目標月商を達成している人が、意外と多いように見受けられます。

これは、「小さくはじめて小さく儲ける」というやりかたがよいのかもしれません。

自由に仕事をして充実しているイメージ

自由に仕事をするってどういうこと?

しかし、自由に仕事をしたいというけれど、それって実際のところ、どういうことなのでしょうか?

ここからは個人的な体験となります。私の場合は、

  • 時間の融通が利く

これが「自由に仕事をできていると感じる」いちばん大きな要因でした。(もうひとつは、自分のやりたい仕事ができるようになる、ということなのですが、これは後述します)

例えば、子どもが小さいとき(小学校入学まで)は、平日にでかけることができる。

これって細かいことかもしれませんが、小さな子どもを抱えて外出するのであれば、やっぱり混雑していない方が助かります。

それといわゆる休日料金やハイシーズンを避けて外出や旅行ができるというのも、家計にやさしい。

これは子育ての面においてですが、仕事面においては、もっと影響が大きいと思います。

下にまとめてみました。

充実した時間を過ごしているイメージ

自由に仕事ができるメリット

とにかく、ストレスフリー

とにかくストレスがなくなります。

まあ自由に仕事をしているので、当たり前といえば当たり前なのですが。

スモールビジネスに携わる多くの人が、このようなストレスフリー状態を体験しているのではないでしょうか。

自由な時間が多い

これは、どんな仕事で独立するかにもよりますし、そのときの状況にもよります。

ただし、安定してくれば、お勤めの仕事にくらべて時間の融通が利くようになることは確かです。

単純に、自由時間が増える。

もうひとつ、「自由に仕事ができていると感じる」理由として、やりたいことを仕事にできるようになる、自分の裁量で仕事ができる、というものがあります。

これによって、仕事をしていても、自由な感覚を得ることができる、ともいえます。

充実感がある

女性のキャリア選択として、「ゆるキャリか、バリキャリか」などとよくいわれます。

しかし、自由に仕事ができるということは、自分らしく働けるということでもあるので、ある種の自己実現につながってくる部分がある。

結果として、仕事のやりがいだけではなく、充実した人生を送ることができるようにもなります。

では、自由に仕事をするデメリットは?

しかしここまでの話は、(私が実際に体験していることとはいえ)ひとつの理想論として聞こえるかもしれません。

ですので、デメリットもあげておきましょう。

いつでも自由なんだろう、と他人から思われ頼られる

ここが難しいところなのですが、時間の融通が利くということは、「いつでも自由」というわけではありません。

急ぎの仕事もあるし、今日中にやらなくちゃいけないことが発生することもある。

この部分について、(パートナーや家族を含めて)他の人に理解してもらうのは、かなり難しい場合があります。

だから、例えば家事や育児など、なんでも頼られるようになったり、なんでも任せられるようになってしまったりすることがあります。

ストレスはないが、プレッシャーはある

ストレスはないのですが、事業をうまく継続していく、要するに、金を稼ぎつづけていかなくてはいけない、というプレッシャーはあります。

特に、うまくいっているときはよいのです。

ですが、そうでないとき、つまり「守り」の局面でどういう判断と選択をするか?

これが、すごく重要になってきます。

独立して自分で事業をやってやろう、なんていう人は、ガンガンいくのは得意だけど、じっと守ってやり過ごすのは苦手、という人が多いのかもしれませんね。

うまくいく保証はない

先の調査を眺めてみた個人的な感想にすぎませんが、スモールビジネスに関しては、予想以上に多くの人がうまくやっているような印象を受けました。

しかし、保証はありません。

もともと小さくはじめているので、失敗して人生が終わってしまう、ということは少ないとは思います。

ですが、それよりも、撤退のタイミングが難しい。

特に、好きなことを仕事にしてしまった場合。

感情移入しすぎてしまい、ズルズルと続けてしまう人が多い印象。

そうすると、なんとなく「失敗感」を引きずってしまい、貴重な学びや経験を引き出せなくなってしまうことがあります。

自由に仕事ができて喜んでいるイメージ

自由に仕事できるようになるための3つのポイント

次に、自由に仕事をするという観点で私がやったことを、3つほどあげてみたいと思います。

ごく個人的なノウハウなので、誰にでも当てはまるわけではありません。

顧客とのやりとりはメールのみ

2008年頃のことだと思いますが、顧客と電話で話すことをやめました。

というのも、やっぱり土曜日の夜なんかにガンガン電話がかかってくると、仕事とプライベートの区別がなくなってしまうからです。

SNS はできるだけしない

周囲をみると、スモールビジネスの集客で SNS を使っている人は意外と多いです。

私はやっていません。

一応、アカウントだけはとってありますが。

というのも、顧客からの要望が SNS のメッセージなどで届くようになってしまうと、管理が煩雑になるからです。

ガンガン収益をあげていきたいのであればまた別ですが、自由に仕事をする、という観点でいえば、ネット上ではできるだけ目立たなくするのが得策かもしれません。

絞りこむ

自分の仕事の内容、お付きあいをさせていただく顧客を絞りこんでいきます。

もともと小規模事業なので、よりよいお客さんと、より長くお付きあいさせていただくことを心がける。

これにより、新規開拓の労力を可能なかぎり、少なくしていきます。

顧客がお得意さんになり、お得意さんばかりの状況になってきますと、こちらの環境や状況も理解してくださり、より仕事が楽しく、より時間の融通も利くようになってきます。

ゆるやかな起業にチャレンジしようとしているイメージ

チャレンジする価値は、あるか?

ライフデザインという観点から考えてみるならば、自由に仕事ができることによるメリットは、かなり大きいと思います。

ただし、やりかたがわからないと、必要以上にリスクを負ってしまうこともある。

おそらくですが、「ゆるやかな起業」とか「少額開業」と呼ばれるスモールビジネスの事例は、今後、増えていくだろうと思います。

それを踏まえたうえで、もしチャレンジするなら?

私は、20代後半〜30代前半くらいがよいだろうと考えます。

というのも、30代をすぎてしまうと、結婚や出産というイベントが待っているし、そのあとは育児に時間を取られる可能性もある。

そうなると、次のチャンスがくるのは、一般的にいうならば、40代以降になるでしょう。

小さくはじめて小さく儲けるというスモールビジネスの基本を守るならば、リスクは少なくて済むはずです。

そのうえで、最初から最後までビジネスを自己完結させるという経験を積むことができたならば、それは、これからの長い人生における貴重な体験となるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

宇田川 雄士

このブログは、「理想の人生を送るための、あなたらしいライフデザインの方法」というコンセプトで執筆しています。
  
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