数年前の話になりますが、育児休暇中の奥さんが「スマホばっかり」やっていたのがふと、気になったことがあります。
その頃の iPhone には、使用時間をカウントできるという機能がありました。
そこで奥さんのスマホを貸してもらって調べてみると……一週間で40時間近く使っていますよ、と表示されていました。
「週40時間って、仕事じゃん」
と、思わず私は言ってしまったのですが、実は、実際に使っている時間よりも、もっと重要な問題があったんです。
それは、声をかけても返事してくれないとか、おしゃべりの途中なのに急にスマホを見はじめて、そこで会話が途切れてしまうとか。
つまりはコミュニケーションの問題ですね。

「スマホ離婚」はできればしたくないが
最近では「スマホ離婚」なんて言葉もあるそうです。
やっぱり悩んでる方、意外といらっしゃるんでしょうね。
ちなみに私の場合は、

奥さんが育休期間なので、子どもも小さいし、いろいろ大変なんだろうな〜、(だから、そのストレス解消みたいなことでスマホ触っちゃうのかな・・・?)
とは考えるものの、やっぱり限度もあるよね、とも感じてしまってずっとモヤモヤしていました。
ついに、言ってやった
それから、折に触れ、角が立たないように何度も何度も辛抱強く伝えること、約3年。
最近、やっと理解してくれたようなので、その経緯を書きます。
……と、いいましても、やっぱり最後は「離婚」しかありません。
実際に離婚したわけではなくて、悪いけどもう、そこまで限界にきちゃってるんだよね、それをわかって欲しいんだけど……と、訴えるだけなのですが。
最後は喧嘩になって、仲直りして終わりました。
ま、仲直りできて良かったです。

スマホ断ちの効果は?
今回の件でうまくいったのは、「実は自分もスマホを辞めていた」ということだと思っています。
すでに何度か書いていますが、iPhone4 がでたときに、「もういいかな」と感じて、スマホを解約したのです。(子どもが生まれてからは、保育園や学校などから緊急の連絡がある関係で、再契約しました)
このような体験があったからこそ、奥さんに対しても、きちんと伝えたいことが伝えられたと思っています。
じゃ、私はスマホをやめて、どうなったのか?
実は、解約後2〜3日は、なにか貴重な情報を見落としているのではないか? とか、重要な連絡を受け取れていないのでは? などと感じて不安な気持ちになりました。
禁断症状ですね。
しかしその後は、すっかり気分爽快。
気持ちが落ちつくし、自分が本当に何をしたいのか、何を欲しているのか、ということがよくわかる。
デジタルデトックスという言葉もありますが、余計な情報を遮断するだけで、頭のなかが整理されていったのです。
まとめ
最近では、ネットフリックスの動画を奥さんと一緒にみる時間なんかもできてきて、よかったな〜と感じています。
とはいえ、実際にスマホを解約するのは難しい、という人もいると思います。
だからこそ、私が体験したうえで伝えたいのは、実は「圏外」ってすごく心地いいもんだな〜、ということです。
最初に述べたように、スマホ依存は目の前に存在する、実際の人間とのコミュニケーション不全を引き起こす原因になります。
私も含めて、上手に付きあっていきたいですね。