「同棲してるけど家事で疲れた」

もしかしたら、あなたも「同棲してるけど家事で疲れた」と感じているかもしれません。

でもそれは、あなただけではないようです。

というのも、家事をきちんと分担できている家庭は、全体の約5%しかないという調査もあるからです。

私は、次男が生まれた直後の一時期、すべての家事を担当していました。

料理や掃除、長男の世話。

もちろん、仕事もです。

ですから同棲していて家事を毎日やることが、どんなに疲れることか。

これについて、少しはわかっているつもりです。

そこでこの記事では、私が経験をとおして身につけた、家事で疲れたときの対処法を紹介したいと思います。

家庭や家事に対するきちんとした考えかたを知り、パートナーとの関係性を改善する。

これで、「家事で疲れた」と感じることも少なくなることでしょう。

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第1章

同棲とは

同棲してよかったと考えている人は意外と多い

まずは基本として、「同棲とはなにか?」についてみていきましょう。

同棲とは言葉の意味としては、「誰かと一緒に住むこと」をいいます。

しかし普通は同棲といえば、カップルが一緒に住むことをイメージする人が多いでしょう。

では、同棲したことのある人は、どれくらいいると思いますか?

同棲のイメージ

1-1. 同棲したことのある人はどれくらいいる?

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、18歳~34歳の未婚者で「同棲経験あり」と答えた人の割合は、女性で7%、うち同棲中の人は1.8%です。

同棲したことのある人は、女性で7%。

ちょっと少なく感じるかもしれませんね。

しかしこの調査、よくみると「未婚者限定」となっています。

違う調査もみてみましょう。

こちらの調査では、既婚者が結婚する前に同棲した割合は33.8%となっています。

半同棲していた人まで含めると、約48%にもなります。

結婚する前に同棲した割合

結婚する前に同棲した割合

■同棲していた

■半同棲していた

■同棲していない

では、同棲してよかったと感じた人はどれくらいいるでしょうか?

1-2. 同棲してよかったと感じた人の割合は 87%

実は、87%近くの人が「同棲してとてもよかった」または「同棲してよかった」と感じているそうです。

同棲してよかったかどうか

同棲してよかった人の割合

■とても良かった

■良かった

■その他

同棲してよかった主な理由は下記のとおり:

同棲してよかった理由

  • 結婚生活があらかじめ想像できる
  • 相手の金銭感覚がわかる
同棲している部屋のイメージ

同棲についてのまとめ

このように見てみますと、現代における同棲とは、結婚の前段階としてお互いの生活観を見きわめ、すりあわせるために行うものといえそうです。

「結婚前に相手のことをもっとよく見ておけばよかった」

あなたのまわりにも、こんな風に後悔している人はいませんか?

このような後悔を避けるためにも、これから説明する「同棲していて家事で疲れたときの対処法」を読んでみてください。

日本と欧米の同棲に関する考えかたの違い

ちなみに欧米では、同棲のまま子どもを産み(婚外子)、その後、一部が結婚へと進むライフスタイルが一般的です。*1

  • 同棲 → 妊娠 → 出産 → その一部は結婚

このあたりは、日本の同棲とは順番が違っていますね。

この記事では、「同棲=まだ出産していない男女のカップルが一緒に住むこと」と考えてお伝えしていきます。

家事(皿洗い)
第2章

家事とは

家事があるから家庭でくつろげて明日も頑張れる

では次に、「家事とはなにか?」についてみてみましょう。

2-1. 家事は仕事?サービス?

まずは、家事をする場所である「家庭」についてみてみましょう。

家庭とはなんでしょうか?

実は、家庭とは「住んでいる人が、次の日も元気に生産活動(仕事)できるように心と体をやすめる場所」のことをいいます。

ちょっとわかりにくいですよね。

詳しく説明しましょう。

1) 3つの家庭の役割とは

家庭というのは、家族が生活を営む場です。

ここでは同棲しているカップルもひとつの「家庭」として考えてください。

では、家庭の役割とはなんだと思いますか?

それは主に、

家庭の3つの役割

  1. 仕事をして帰ってきた人が翌日も元気に仕事ができるようになること
  2. 未来の労働者となりうる子どもを産み育てること
  3. けがや病気・高齢などで働けない人のケア・介護をすること

の3つです。*2

2) なぜ家事が必要なのか

こうやってみていくと、家事は家庭の役割をこなすために必要な仕事ということが、わかるのではないでしょうか?

家庭でプライベートな時間をゆっくりと過ごすことができるから、次の日も元気に仕事ができる。

そのためにも、家事は必要なのです。

家庭と職場の関係

公的領域と私的領域の相互補完関係に関する図

図でみてみると、よくわかりますよね。

右側にある「再生産」というのは、心と体をやすめて明日も働けるようになることを示しています。

このように職場(図では「市場」と書いてあります)と家庭という関係でみると、相互に補完的な関係にあります。

  • 家事とは私たちが仕事での生産性を高めるために、それを陰で支えてくれる大切な仕事である

これが家事の役割といえるでしょう。

3) 家事で大切なのは「合理的でないこと」

では、私たちが次の日に元気に働けるように心と体をやすめる場所とは、いったいどんなところでしょうか?

イメージしていただきたいのは、「職場とは正反対の場所」ということです。

ですから、職場では推奨される合理性や効率化、生産性の向上などは、家庭では重要視されません。

例えば、同棲中のカップルが、一緒に夕食を作る。

これは「家事をこなす」という観点からみれば、合理的ではないですよね。

ひとりが夕食をつくっている間に、もうひとりが掃除をするなど「家事分担」をしたほうが、効率はいいはずです。

しかし一緒に食事を作ることで、お互いの絆が深まったり、気分転換になったりすることがあります。

これは、家庭の役割としては、よいことだといえるのです。

家庭では合理的でないことや、予測どおりにものごとが進まないことこそを大切にすべき、と覚えておきましょう。

キッチンで家事をする女性

家事についてのまとめ

家事について、まとめておきましょう。

1) 家事とは、家庭の役割をこなすために必要な仕事

家庭の役割とは:

  • 仕事をして帰ってきた人が翌日も元気に仕事ができるようになること
  • 未来の労働者となりうる子どもを産み育てること
  • けがや病気・高齢などで働けない人のケア・介護をすること

2) 家庭では、一見ムダに見えることやハプニングこそが大切

  • 家庭では、合理的でなかったり、予測どおりにものごとが進まなかったりすることこそが大切
  • なぜなら合理性を大切にしすぎてしまうと、職場のようになってしまい、家庭の役割をこなすことができなくなるから

同棲カップルが家事で疲れたイメージ
第3章

同棲の家事の「疲れた」を解剖する

同棲の家事で疲れているのは誰で、どんなときなのか?

ここまで、家庭の役割や家事についてみてきました。

しかしそもそも同棲中の家事で疲れているのは、一体、誰でしょうか?

そして、どんなときでしょうか?

3-1. 家事で疲れるのは男? 女?

なんとなく予想はつくかと思いますが、家庭での家事を担っているのは主に女性です。

子どもがいない夫婦世帯の調査になりますが、

  • 女性:1時間59分
  • 男性:45分

これくらいの差があります。

3-2. 家事で疲れてしまうとき

では、どんなときに家事で疲れたと感じるのか?

これはやっぱり、仕事で疲れて帰ってきたときではないでしょうか?

もっといえば、パートナーとの家事に対する意識の差だと思います。

共働き夫婦の「家事」に関する意識調査によれば、「家事をやってるつもり」の男性が多い、という傾向がみてとれます。

これは悪気があるわけではなく、男性には見えていない家事が結構、あるんですね。

例えば、食事の献立を考える、布団を整える、食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう、などです。

男性側からすると「やってるつもり」なので、女性側が思っているほど家事をしてくれません。

自分も相手も同じくらいの負担感だと思っています。

なので「掃除機をかけといて」とか「夕食はこれをつくってよ」といった指示をしてくることさえあります。

仕事で帰ってきたときにこんなことをいわれたら、やっぱり「疲れた……」となりますよね。

家事で疲れた女性

3-3. どんな家事が大変?

では、どんな家事を大変だと感じるでしょうか?

こちらの大変だと思う家事ランキングによれば、

女性

  1. 料理……16.5%
  2. 洗濯……16.0%
  3. アイロンがけ……12.2%
  4. 食器洗い……11.0%
  5. トイレそうじ……10.0%

男性

  1. アイロンがけ……21.0%
  2. 料理……18.0%
  3. お風呂そうじ……12.0%
  4. 洗濯後の衣類たたみ・収納……9.0%
  5. 食器洗い……7.0%

となっています。

やっぱり料理と洗濯という、毎日やらなくてはいけない家事ほど大変、ということではないでしょうか?

3-4. 家事ってそんなに疲れるほど大変なの?

もしかしたら、「家事ってそんなに疲れるの?」と思う人もいるのかもしれません。

たまに一日だけ家事を手伝った男性が「家事なんて余裕じゃん、すぐ終わったよ」なんて、ドヤ顔でマウンティングしてくることもあるみたいですね。

逆にいえば、そういうことをいう男性ほど普段は家事をしていない、ということなのでしょう。

家事の大変さ、家事で疲れるという感覚は、「仕事が忙しかろうが体調が悪かろうが、毎日やらなくちゃいけない」という点にあると考えられます。

たまに一日やるくらいなら、むしろちょっとしたイベント感覚で「楽しい」とさえ思えることでしょう。

この記事のはじめのほうで、同棲は結婚後の生活を見きわめるよい体験になる、と書きました。

いずれ子どもが生まれれば、余裕がまったくなくなります。

同棲中に、家事に対する協力体制を構築できると理想的ですよね。

いよいよ具体的な方法を紹介しましょう。

同棲カップルが家事をうまくやっているイメージ
第4章

同棲中の家事で疲れてしまったときの3つの対処法

同棲中に家事を一緒にやりとげる意識を高めよう

ここまでの内容をふまえて、同棲中の家事で疲れてしまったときの3つの対処法を紹介します。

  1. 一緒に家事をする
  2. 家事を見える化する
  3. 家事分担のためのルールを作る

詳しく説明しましょう。

同棲中のカップルが一緒に家事をしているイメージ

4-1. 一緒に家事をする

まず大切なのは、一緒に家事をするということです。

もちろん忙しい現代では、「やるべき家事をさっさと済ませてのんびりしたい」という気持ちもあるでしょう。

しかしここまで見てきたように、合理性や効率化を重視しすぎると、よくありません。

同棲生活それ自体が、つまらなくなってしまいます。

そこでまずは、家事を一緒にすることを心がけるとよいでしょう。

実はこれ、意外とよいアイデアなんです。

というのも、一緒に住むふたりが長く愛しあうためには、ひとつのことを二人で解決することが大切だからです。

これは、アーサー・アーロン博士の研究によるものです。

一緒に同じゴールを目指し、胸の躍る新鮮な活動を日常的におこなっていると、愛のある関係が長続きする *3

といわれているんです。

たまにはおしゃべりしながら一緒に洗濯を干す――普段は面倒な家事も、意識を変えれば意外と楽しめるものです。

家事の見える化のイメージ

4-2. 家事を見える化する

家事を見える化する、というのもよい方法です。

AERA の家事分担表(共働きの家事育児タスク100)が有名ですね。

家事を見える化するメリットは2つあります。

  1. お互いが見えていない家事がわかる
  2. お互いが「相手よりも多くやっているつもり」な意識を改善できる

1) 家事についてはお互いが「相手より多くやっている」と考えがち

家事については、男性は3割やっていると考えているけど、女性は9割やっていると考えています。

どう考えても計算があいません。

これは、家事の場合はお互いが、「相手より多くやっている」と考えてしまうからなんですね。

「仕事が忙しいのに3割も家事やってるんだから充分だよね?」

これが男性側の意見です。

2) 相手には見えていない家事は結構ある

しかし実は、男性にも見えていない家事が、意外とあります。

例えば、

  • 食事の献立を考える
  • なくなった調味料を補充する
  • 手洗い場のタオルを交換する

など。

このあたりをはっきりさせるためにも、家事を見える化してみましょう。

まずは全体としてこれだけの家事があるよね、ということを一緒に確認できるとよいでしょう。

カップルのイメージ

4-3. おおまかな家事分担を決める、共有意識を高める

くりかえしますが、家事は合理化・効率化しすぎないことがポイントです。

そのための提案としておすすめなのが、家事を共有する意識を高めることです。

「家事シェア」という言葉もあります。

これは、家事分担にこだわりすぎず、そのときの状況に応じて、できるほうができるだけの家事をやるということです。

同棲中の家庭を「仕事で疲れた心と体をやすめ、お互いをいたわりあったり、愛情を育む場所」としてとらえてみましょう。

家事はそのためにも必要な作業です。

逆に考えれば、すべての家事を毎日きちんとこなさなくてはいけない、というわけでもありません。

一緒に家事をする体験、そして家事全体を見える化することにより、家事をこなすことをふたりで乗り越えていくことを考えてみましょう。

これは、簡単ではないかもしれません。

しかしここまでのステップ:

  1. 家事を一緒に楽しむ
  2. 全体としてどれだけの家事があるのか見える化する
  3. 家事を分担するだけでなく共有意識を高める

を参考にして頑張ってみていただきたいと思います。

それでもうまくいかないときは、どうしたらいいか?

次に説明します。

家事がうまくいかないときの対処法
第5章

それでも同棲がうまくいかないときの対処法

さて、それでも家事の分担が減らないし、疲れてしまう……。

そんなときは、どうしたらよいでしょうか?

もしかしたら、問題は同棲生活の他の部分にあり、家事ではないのかもしれません。

家事の不満

5-1. 家事分担の不満の原因は?

レアケースですが、私の事例をお伝えします。

「実は奥さんが発達障害だった」ところに原因がありました。

発達障害イコール家事が苦手、というわけではない、と私は思っています。

しかし病院で診断をしてもらい、先生の話を聞いてみると、思いあたるところがたくさんありました。

もちろん、発達障害だったことがわかったからといって、それだけで問題が解決するわけでもありません。

そこから知識を深め、相手に対する理解を深め、よりよい関係を築いていく努力や工夫が必要になります。

私の事例は、特殊だとは思います。

しかし、同棲している二人にとって、本当の問題が違った形で表面化することも、よくあることではないでしょうか。

単なる同棲であれば、お互いの性格があわなければ、同棲を解消すれば済む話です。

しかし将来について考えているならば、やっぱりうまくいく方法を見つけたいですよね。

心配はいりません。

効果的な方法があるんです。

関係性

5-2. 関係性を改善することで家事分担の不満を本当に解決する

それは、「自分の相手に対する気持ちや考えを書きだす」ということです。

「こころのライティング」で有名なジェームズ・ペネベーカー博士は、

  • 1日20分を3日間だけ、相手に対する自分の気持ちや考えを書きだす

これだけで、お互いの関係が長続きすることを突き止めました。*4

もちろん絶対に長続きする、というわけではありません。

より詳しくは、

  • ただ単にその日のできごとを書いた人たち
  • 相手に対する気持ちを書いた人たち

を比較してみると、相手に対する気持ちを書きだした人たちのほうが、お互いの関係が長続きしていることがわかった、ということです。

しかしなぜ、そうなるのでしょうか?

気持ちを書きだすイメージ

自分が変わることで相手も変わる

相手に対する気持ちや考えを書きだすことは、相手のポジティブな面を見つめなおすきっかけになるからといわれています。

それが、相手に対する言葉づかいなどに影響を与え、その結果、相手も変わってくる。

研究の結果、このように考えられているそうです。

つまり大切なことは、自分の相手に対する気持ちを整理して自分が変わることだといえるのです。

書きだすときは、相手に対するネガティブなことを書いてもかまいません。

いずれにしても、自分のパートナーに対する気持ちや考えを書きだして、きちんと整理すること。

これでまず、自分が変化します。

そして相手もその影響を受けて、変化していくのです。

そのためのおすすめの方法があります。

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もしあなたがいま、人生で迷ったり悩んだりしているならば、ぜひ参考にしてみてください。

きっと、役に立つと思います。

まとめ

同棲と家事の関係

  • 同棲は結婚の前段階としてお互いの生活観を見きわめ、すりあわせるための有効な手段といえる
  • 家事は、同棲する人が心や体をやすめ、次の日も元気に働けるようになるために必要な仕事
  • 家庭で合理化や効率化を進めすぎると関係がぎくしゃくする原因になる

同棲中の家事で疲れたときは

  • 家事を一緒に楽しむ
  • 全体としてどれだけの家事があるのか見える化する
  • 家事を分担するだけでなく共有意識を高める

それでも同棲がうまくいかないときは

  • 自分の相手に対する気持ちや考えを書きだしてみる

参考資料

*1 問いからはじめる家族社会学 P.103

*2 問いからはじめる家族社会学 P.13

*3 その科学が成功を決める P.219

*4 その科学が成功を決める P.227

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この記事を書いた人

宇田川 雄士

頭とこころの整理法の考案者。
  
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