どうすればキャッシュレスの使いすぎを防ぐことができる?
20代の頃、エクセルで家計簿をつけていました。
キャッシュレス決済といえばクレジットカードしかありませんでしたし、それで充分だったからです。
いまは電子マネーやスマホ決済など、便利な方法がいろいろ増えましたよね。
だけど、ちょっと便利すぎる気もしませんか?
私なんかついつい、キャッシュレスで使いすぎてしまいます。
将来の生活を考えると、できるだけ無駄な出費はおさえたい。
あなたはどうですか?
どうすれば、キャッシュレスの使いすぎを防ぐことができるでしょうか?

「買う前に考える」キャッシュレスの使いすぎを防止する習慣
- 欲しいなと思ったものは、Evernote というメモアプリに保存する。
これが、私がキャッシュレスの使いすぎを防止できるようになった方法です。
すぐには買わないで、とにかく一度、メモをする。
例えば最近、購入したのはイケアのイッペルリグというフロアランプ。

欲しいなと思ってから、8ヶ月くらいかけて、ゆっくり購入しました。
この記事では、キャッシュレスの使いすぎ防止法について、順を追ってわかりやすく解説していきます。
具体的な方法をいますぐ読みたい場合はこちらからジャンプしてください。

キャッシュレス決済のメリットとデメリットとは
キャッシュレスの使いすぎを防止するためには、キャッシュレス決済について知ることが大切です。
まずは、キャッシュレス決済のメリットについてみてみましょう。

キャッシュレス決済の5つのメリット
1. 会計が簡単で便利
キャッシュレス決済に慣れると、財布から現金をだすのがいかに面倒か? ということがよくわかります。
2. ポイントがたまりやすい
例えばいまなら「マイナポイント」がたまります。
事前登録が必要ですが、利用金額の25%もポイントが付与されるという超お得なキャンペーンです。(最大5000円分まで)
3. 財布を忘れても大丈夫
多くのお店でキャッシュレス決済を使えるようになってきているため、現金を持ち歩く必要がありません。
4. 他人が触れたお金に触れないで済むので衛生的
お札や硬貨を介して感染するかどうかは明確ではありませんが、キャッシュレス決済のほうが衛生的だといえるでしょう。
5. 家計簿アプリと連携させればお金の流れを自動的に記憶することができる
私はマネーフォワードと連携させています。
自動で家計簿をつけてくれるのはとても楽ですよね。

もっとも気を付けるべきキャッシュレス決済のデメリットとは?
では、キャッシュレス決済のデメリットとはどんなところにあるでしょうか?
それは
- お金を扱っている気がしない
ということではないでしょうか?
これはメリットの裏返しでもあるのですが、ついつい必要ないものまで購入してしまう。
もはや買っているという感覚さえもなく、「ポチる」といったほうがより正しいのかもしれません。

キャッシュレス決済を使いすぎてしまうとき
もしかしたらあなたも、ついついネットで衝動買いしてしまった経験があるかもしれません。
「なんとなくストレス解消で洋服を買ってしまった」
「期間限定キャンペーンなので、つい」
「ポイントの利用期限が近かったので、買わないともったいない気がして」
キャッシュレス決済なら、いつでもどこでも購入できてしまいます。
それにお金を扱っている感覚がないので、衝動買いもしやすい。
私は、キャッシュレス決済の使いすぎの原因は、
- いつでもどこでも購入できる(トイレしながらスマホで買いものする人もいるそうです)
- お金を扱っている感覚が希薄なので衝動買いしやすい
だと考えています。

キャッシュレス決済の使いすぎを防止する4つの方法
では、どうやってキャッシュレスの使いすぎを防止すればよいでしょうか?
よくいわれているのが、下記の3つの方法ですよね。
- 記録する
- 振り返る
- 予算をたてる
自分の支出傾向を把握して、無駄な出費を避ける、という作戦。
しかし私は実際にやってみたのですが、キャッシュレスの使いすぎには効果はなかったです。
やってみてわかったことは、「記録 → 振り返り → 予算」というやりかたは、将来の予測をたて、それをもとに計画を練るという、長期的な対策につながるもの。
対してキャッシュレスの使いすぎを防止するためには、短期的な衝動をどう抑えるか? が大切になってきます。
トイレしながらスマホをしていてついついポチッとしてしまうような、そんな衝動を抑えるということですね。
大切なことは、買うまえに吟味する、つまり
- よいお金の使いかたをできるようになる
ことではないでしょうか。
1. Evernote を使ったキャッシュレス決済の使いすぎ防止法
というわけではじめに紹介した「欲しいものを購入するまえにメモしておく方法」についての流れをお伝えしておきます。
Evernote の使いかたや、情報を整理する方法については、頭とこころの整理法とは? のページを参考にしてください。

このノートブックに、欲しいと感じたものを保存していきます。

ノートは「最初のノートブック」という場所に保存されていますので、「購入検討品リスト」に移動しておきましょう。

いったん保存することによって、本当に欲しいのか? 本当に必要なのか? を冷静に判断してから購入できます。
このように吟味して、よく考えてから買うことによって次のようなメリットがあります。
1) 吟味してから買うと満足度が高まる
例えば、衝動買いをしてそのまま使わなくなってしまったものって、意外と多くないですか?
特にネットで購入した場合は、実際に触れて試すことができないので、その可能性も高まることでしょう。
個人比ですが、吟味してから購入したほうが、満足度が高く、大切にする傾向が高いです。
2) 印象に残る購入体験ができる
また購入体験それ自体が印象に残りやすいです。
まとめていえば、買いものを楽しめるようになる、という感じでしょうか。
結果的に、キャッシュレス決済の使いすぎを防止することができるようにもなりました。
2. 買いだめ防止法
ある商品だけを買いだめしておくことによって、他の商品の買いすぎを防ぐという荒技です。
そのある商品というのは、私の場合は本です。
読みかけの本は机の上に積んであります。

このようにして「買いすぎ状態」をつくっておくと、他の商品に対して、なぜか自制心がはたらきます。
ただし、本も衝動買いすることはしません。
購入前に書店か図書館で内容を確かめます。
正直いってあまりおすすめできませんが、こんな方法もあります。
3. 後払いキャッシュレス
ここのところ急増している「後払いキャッシュレス決済」を利用するのもよいでしょう。
後払いキャッシュレスというのは、
- 購入時はキャッシュレスで購入して
- 支払時はコンビニで現金で支払う
という決済方法で、20〜30代の女性がよく使っている方法なのだとか。
より詳しくは、「後払いキャッシュレスはちょっと良い決済方法かもしれない」の記事に書きましたので参考にしてください。
後払いキャッシュレスは、月に利用できる限度額が決まっているのと、支払は現金で行うため、使いすぎの防止に役立つと思います。
4. デビットカード
デビットカードも使いすぎの防止に役立ちます。
というのもデビットカードはクレジットカードと違って、決済したその瞬間に銀行口座から引落しされるからです。
ですから銀行口座に残高がなければ決済できません。
私の場合は、デビットカード専用の口座をひとつつくって、毎月、決まった額をそこにいれて使っていました。

まとめ:キャッシュレスの使いすぎの原因と4つの使いすぎ防止法
私が試してみたところ、記録をつけたり、予算を決めておいても、キャッシュレスの使いすぎの根本的な解決になりませんでした。
キャッシュレス決済は便利すぎるし、お金の「手触り感」みたいなものもないので、衝動買いしやすいからです。
衝動買いを防ぐには、とにかく一度、メモして考えること。
いいかえれば、よいお金の使いかたを心がける、ということです。
よいお金の使いかたをするには、購入前によく考え、手間をかけ、買いもの体験を楽しむようにするとよいでしょう。
便利すぎる時代だからこそ、ひと手間かける良さを大切にしたいですね。