コーネル式ノートで勉強や仕事の成果を高める方法
「もっと勉強ができるようになりたい!」
と思ったことはありませんか?
「もっと楽に仕事の成果をあげたい!」
と考えたことは??
私は、どちらもあります。
そこで、いろいろ調べてみました……
どうやら、ちょっとしたノートのとり方の違いで、勉強の効果や仕事の成果が大きく変わってくるみたいなんです。
単なる暗記ではなくて、情報をきちんと消化して、あなたの知識へ変える方法です。
それが、
- コーネル式ノート(コーネル式ノート術)
です。
私は仕事柄、さまざまなノート術や思考法を実践しています。
それで気づいたのですが、コーネル式ノートは、万能なノート術ではありません。
しかし、だからこそ「コーネル式ノートならでは」のメリットも、たくさんあるのです。
そこでこの記事では、
- コーネル式ノートのメリットとデメリット
- コーネル式ノートのとり方
- コーネル式ノートを準備する方法
- コーネル式ノートのさまざまな実践事例
などをわかりやすく、紹介していきます。
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コーネル式ノートとは?
コーネル式ノート(Cornell Note-taking System)は、
- ノートをとって
- 内容を整理して
- 見なおす
ためのノート術です。*1
1-1. コーネル式ノートは、大学の勉強のために考案された
コーネル式ノートは、1940年代に、コーネル大学教授であるウォルター・パーク(Walter Pauk)によって考案されました。*2
パークは、ベストセラーとなった著書「How to Study in College」の中で、コーネル式ノートのとり方を紹介しています。*3
このような経緯から、コーネル式ノートは、大学での勉強を効果的にするためのノート術、といえるでしょう。
現在では、勉強以外のさまざまな「学び」にも活用されている
しかし現在、コーネル式ノートは、さまざまな分野で活用されています。
大学の勉強だけでなく
- 資格対策
- ビジネスミーティング
- 読書
などにも活用されています。
この記事の最後に、さまざまな使用事例を紹介させていただきました。
あとで参考にしてみてください。

1-2. 社会人だからこそ、大人の勉強にコーネル式ノートを活用しよう
もちろん、ここ最近その必要性が高まってきている、「学び直し・大人の勉強」にも効果を発揮することでしょう。
これからの働きかたについて考えるうえで、「学び直し・大人の勉強」は必須になりつつあります。
これからは、仕事以外でのスキルが人生の幸福度を決めるともいわれています。*4
そこで個人的には、
- 忙しい社会人だからこそ、効果的に学びを深めるノート術を身につけておく
ことをおすすめします。
1-3. コーネル式ノートのイメージ
そこで次に、コーネル式ノートのイメージを見てみましょう。

コーネル式ノートはとてもシンプルで、上図のように、白紙のノートを3つのエリアに分けるだけで完成します。
- ノートエリア
- キーワードエリア
- サマリーエリア
です。
ちなみに、ノートのタイトル欄も含めた4つのエリアを作るパターンもあります。タイトル欄は、なくても問題ありません。あなたの状況にあわせて追加してみてください。
では、それぞれのエリアについて、まずは簡単に紹介していきましょう。
1) ノートエリア
はじめに書き込むエリアです。
授業や会議、聞いた話の内容などをメモします。
2) キーワードエリア
ノートエリアに書き込んだことに対して、疑問やコメントがあれば、このエリアに書き込んでおきます。
3) サマリーエリア
最後に、授業で学んだことや、ページの内容の「まとめ」を記入します。

1-3. コーネル式ノートのメリットとデメリット
コーネル式ノートは、「学ぶこと」に特化したノート術だといえます。
情報をインプットして、自分なりに咀嚼して、アウトプットできるようになることに、特に効果を発揮するはずです。
なぜならば、ノートを自分の言葉でまとめることで、内容を振り返ることができるからです。*5
コーネル式ノートのメリット:高い勉強効果
ノートを自分の言葉でまとめる作業によって、より高いレベルの思考を活性化させることができる、と言われています。*6
コーネル式ノートは、ただ単にノートを書き写すだけでありません。
自分の頭で考え、振り返るところまでを含めたノートのとり方です。
だからこそ、勉強効果が高まるのでしょう。
コーネル式ノートのデメリット
代わりに、ひたすら書いて暗記するような使いかたは、向いていないかもしれません。
ちなみに、迷っていることを決断するためには、下記の思考法が役立ちます。

コーネル式ノートのとり方
ここまでで、コーネル式ノートの概要について、わかりやすくまとめてきました。
第2章では、コーネル式ノートのとり方について、わかりやすく解説していきます。
2-1. 簡単3ステップで覚える「コーネル式ノートのとり方」
といっても、覚えるべきステップは、3つだけです。
この記事では、How to Use Cornell Notes(動画)を参考にして、コーネル式ノートのとり方を紹介します。
Step1 ノートやメモをとる
まずは、ノートエリアに授業内容やメモなどを書き込みます。

ポイントは、文字を一字一句そのまま書き写すのではなく、要点を絞ってメモしていくこと。
- 要点とは、自分が知りたい情報や、大切だと感じる情報のこと
記号や略称を使うことで、授業や会話などのスピードに遅れず、すばやくメモすることができます。
Step2 疑問点やコメントを記入する
次に、キーワードエリアに疑問点やコメントなどを書き込みます。

ノートの内容を振り返ることで、先生に質問すべき内容や、学習すべきポイントを見つけることができます。
キーワードエリアを活用することは、授業の内容に積極的に関わることにつながっていきます。
Step3 内容をまとめる
最後に、ノートの内容をまとめます。

長くならないよう、簡潔さを心がけてください。
要約は難しく感じることがありますが、ぜひチャレンジしてみましょう。
要約のスキルを高めることで、得た情報を自分の知識へと変えることができるからです。
また授業の前に前回の要約を見なおすことで、学びに継続性が生まれます。
2-2. コーネル式ノートの準備のしかた
次に、コーネル式ノートをどうやって用意すればいいか? についてもわかりやすく説明しておきます。
1) 自分のノートをコーネル式にする
コーネル式ノートを実践するために、特別な道具は必要ありません。
ふだん使いのノートに、下図のように自分で線をひけばよいだけだからです。

2)コーネル式ノートを購入する
また下記のような、コーネル式専用のノートを活用してもよいでしょう。
3) コーネル式ノートを印刷する
下記のページでは、印刷用のコーネル式ノートのテンプレートを PDF で配布してくれています。

さまざまなコーネル式ノートの使いかた
この章では、さまざまなコーネル式ノートの使いかたを紹介しましょう。
勉強・入試でコーネル式ノートを使う
読書でコーネル式ノートを使う
会議の記事録でコーネル式ノートを使う
日常の困りごとでコーネル式ノートを使う
まとめ
コーネル式ノートは、ただ書き写すだけでなく、自分の頭で考えることができるため、高い学習効果を得られるノート術です。
そして、このとき大切になってくるのは、「何を学ぶのか? の選択」です。
特に社会人であれば、スキルアップのための勉強は欠かせないと思います。
コーネル式ノートは勉強のためのノート術ですが、「ジャーナリング」についても学んでおくとよいでしょう。
参考
1) https://medium.goodnotes.com/study-with-ease-the-best-way-to-take-notes-2749a3e8297b
2) https://en.wikipedia.org/wiki/Cornell_Notes
3) https://www.amazon.co.jp/How-Study-College-Walter-Pauk/dp/1133960782
4) 自信がつく! 毎日が面白くなる! 大人の「勉強」大作戦 (日経ホームマガジン P.18
5) https://medium.goodnotes.com/study-with-ease-the-best-way-to-take-notes-2749a3e8297b
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