効果的なライフプランとは?

環境や状況の変化を味方にできる柔軟な人生計画を

2020年に世界を揺るがした新型コロナウイルスは、これからの私たちの生活を大きく変える可能性があります。

そんなときこそ、自分の生きかたについて問いなおすべきではないでしょうか?

そこでこの記事では、効果的なライフプランを立てるときに知っておくべき4つのステップについて、わかりやすくお伝えします。

ライフプラン(人生計画)とは

ライフプランとはライフデザインを実現するために立てる計画

ライフプランとは、あなたの人生について計画することをいいます。

より具体的な、2つの考えかたを紹介します。

ライフイベントのイメージ

1. ライフプランとはライフイベントごとに必要なお金について考えること

一般的な意味でのライフプランとは、ライフイベントごとに必要なお金について考えて計画を立てることをいいます。

ライフイベントとは

ライフイベントとは、進学・就職・結婚・引越・出産などの人生で起こりうるイベントのことです。

ライフプランとファイナンシャルプラン

ライフプランとは、「ライフイベントごとに必要なお金について考えること」とお伝えしました。

しかし実はこれは、人生ではなくお金のことについて計画しています。

ですから本当は、ライフプランではなく「ファイナンシャルプラン」と呼んだほうが正確です。

金融庁によるライフプランシミュレーションでも、人生において必要なお金について簡単な予測をしてくれます。

ライフデザインのイメージ

2. ライフプランとはライフデザインを実現するために立てる計画のこと

ライフプランの本来の意味は、ライフデザイン(人生設計)を実現するために立てる計画のことをいいます。

例:注文住宅を建てる

  1. どんな家を建てるか考えて「設計」する
  2. 設計図にしたがって「計画」を立てて家を建てる

ライフデザインとライフプランもこれと似ています。

ライフデザインとライフプランの関係

  1. ライフデザイン:どんな人生を送りたいか考えること
  2. ライフプラン:ライフデザインを実現するために立てる計画のこと

ライフデザインとライフプランは、このような関係にあります。

人生設計は「行う」もの、人生計画は「立てる」もの

「人生設計を立てる」という表現をする方もいらっしゃうようです。

人生設計と人生計画を混同してしまっているのかもしれません。

  • ライフデザインを行い、それにしたがってライフプランを立てる

このように覚えておくとよいでしょう。

ライフプランを立てているイメージ

ライフプランを立てるときの2つの考えかた

現実的に「やりたいこと」をやり遂げる方法とは

具体的にライフプランを立てるにはどのようにすればよいでしょうか?

未来のイメージ

バックキャストとフォアキャスト

効果的なライフプランを立てるためには「バックキャストとフォアキャスト」という考えかたを知っておくと役に立ちます。

バックキャストとは

バックキャストとは、未来の目標を想定してそれを実現するためにやるべきことを考えていく方法です。

例えば、

「10年後に公認心理師の資格を取得する」という未来の目標を想定し、そのために何をすればいいのか? を考える

これをバックキャスティングといいます。

フォアキャストとは

フォアキャストとは反対に、現状や過去の実績から予測される未来について考える方法です。

例えば天気予報は、フォアキャスティングの代表的なものだといえるでしょう。

文字どおり英語では、「Weather forecast(ウェザー・フォーキャスト)」と言います。

バックキャストとフォアキャストの違い

ダイエットを例にとって、バックキャストとフォアキャストの関係について見てみましょう。

「一ヶ月で 10kg 痩せるぞ!」

これは、未来の目標を想定してそこからやるべきことを考えるバックキャストの方法です。


「先月は 1kg 痩せたから来月も 1kg 痩せるぞ!」

これは、過去の実績から未来を予測するフォアキャストの方法です。


過去3ヶ月で 3kg 痩せたから、来月はマイナス 1.5kg をめざしたい! そのためにやるべきことは…?

これは、バックキャストとフォアキャストの両方を活用した例です。

過去の実績にもとづいて、実現できそうな目標を設定することができています。

実現可能性の高い目標が設定できるようになるのです。

ライフプランを立てるときもバックキャストとフォアキャストを有効活用しよう

ライフプランを立てるときも、バックキャストとフォアキャストを相互補完しながら活用しましょう。

  • 現状を無視して将来のやりたいことだけを考えても、的外れの計画になりがち
  • 過去の実績から未来を予測するだけでは、本当にやりたいことを達成できない

よりよいライフプランのためには、あなた自身の現状やその過去について見つめなおし、そのうえで未来について考えていくことが大切です。

ライフプランのステップのイメージ

効果的なライフプランを立てるための4つのステップ

バックキャストとフォアキャストの知識をふまえて、効果的なライフプランを立てるための手順を紹介します。

ワクワクしているイメージ

1. 過去を振り返りワクワクすることを見つける

過去の自分を振り返り、あなたが情熱を感じること、ワクワクすることを見つけましょう。

  • いままでにあなたが達成感を感じたことを書きだしてください
区分達成感を感じたこと
幼稚園(保育園)友だちと仲良くできた
卒園式をがんばった
小学校バスケをがんばった
中学受験に成功!
中学校部活(バスケ)で大会出場
友だちもたくさんできた
高校受験勉強をがんばった
志望校に合格することができた
部活(バスケ)をがんばった
大学海外ひとり旅が面白かった
サークル活動を楽しんだ
友人・知人がたくさんできた
就職活動をがんばった
就職1年目~3年目大変だったけど仕事をがんばった
過去の自分の振り返り(例)

このように分けて書きだしてみるとわかりやすいかもしれません。

達成感を感じたことは、あなたの情熱の源でもあります。

過去を振り返り、あなたがもっともワクワクしたことはなんだったのか? を見つけてみてください。

性格診断のイメージ

2. 性格とその強みを知り将来に活かす

自分自身の性格と性格の強みについて診断します。

  • 下記の無料でできるテストであなたの性格とその強みを診断してください

あなたの性格とその強みについて客観的に知ることは、将来の計画を立てるときに効果を発揮します。

例えばあなたが「創造性」に強みをもっているならば、それを活かせる活動をライフプランにとりいれてみるとよいでしょう。

現在の取り組みを見える化

3. 現在の取り組みを見える化する

あなたの現在の取り組みを見える化します。

  • あなたが現在、取り組んでいることを書きだしてください

あなたの現在の取り組みは?

  • 仕事
  • 家族
  • 趣味
  • 利用中のサービス
  • 将来の目標
  • 欲しいもの
  • 行きたいところ
  • 人間関係
  • 支出の記録

…などなど

これによって、将来やるべき取り組みや、やってみたい取り組みがはっきりしてきます。

「頭とこころの整理法」の94ページに、「あなたが取り組んでいる可能性の高いことのリスト」を掲載しておきました。

参考にしてみてください。

具体的なライフプランのイメージ

4. 具体的な計画を立てる

ここまでのステップを振り返ってみましょう。

  1. 過去を振り返り、あなたがワクワクすることを見つける
  2. 自分の性格とその強みを知り、将来の計画に活かす
  3. 現在の取り組みを見える化することで、「やるべきこと・やりたいこと」をはっきりさせる

これらを踏まえてステップ4では、具体的な将来の計画を立てます。

下記の手順を参考にしてください。

4-1. 決められていることからスケジュールを立てる

まずは、あなたの人生で決められていることからスケジュールを立てるようにしてください。

例えば、あなたが定年退職する年齢や、子どもが学校に入学する年などです。

自分の夢や希望は除外します。

客観的な事実から、決められていることだけをスケジュールしてみましょう。

現時点で決められていることも将来には変更になる可能性があります。そのときはあらためて予定を変更する必要があります。

4-2. やるべきこととやりたいことを仕分ける

ステップ3で書きだした「現在の取り組み」を参考にして、「やるべきこと」と「やりたいこと」を仕分けます。

  • やるべきこと:学資保険へ加入する・将来への積み立て・健康への投資など
  • やりたいこと:あなたの情熱や性格的特徴や強みなどをもとにした、将来、達成したいこと

ひとつひとつの取り組みに対して、「これはやりたいことか? やるべきことか?」を問いただしてみましょう。

4-3. やるべきことの計画を立てる

やるべきこととやりたいことを仕分けたら、まずはやるべきことから計画を立てるようにしてください。

例えば、「健康のためにエクササイズをするべきだ」と考えたのであれば、

  • どんな方法がよいか?
  • 具体的にどうやって進めていけばよいか?

などについて考えて、計画を立てていきます。

4-4. やりたいことの計画を立てる

次に、やりたいことの計画を立てるようにします。

やりたいことの計画を立てるときのポイントは「チープデザイン」という考えかたにあります。

チープデザインとは

チープデザインとは、「作りこみを最小にして、そのときどきの環境や状況に委ねてしまおう」というやりかたです。

人生ではすべてのできごとに対して備えておくことはできません。

そこであえて余裕をもたせておくことで、そのときどきの環境や状況を味方につけるようにしていきます。

状況や環境を味方につけるとは

例えば、二足歩行のロボットについて考えてみましょう。

でこぼこした地面を倒れないで歩けるようにするためには、がっしりとした強い脚が必要だと考えられていました。

しかしそれではうまくいきませんでした。

発想の転換が必要だったのです。

「あまり作り込まないで、地面に委ねてしまおう」

こんな風に考えなおすことで、しなやかに歩く二足歩行のロボットを作れるようになったのです。

ライフプランも同じように考えてみましょう。

  • やりたいことの計画を立てるときには、スケジュールに柔軟性を持たせ、とりあえずできることからやってみる。

目の前の一歩をこなしていくことで、本当にやりたかったことにたどり着ける可能性も高まるはずです。

ただし資格試験の日程など、あらかじめ他人によって決められた日時があるときは、それにあわせてスケジュールを立てる必要があります。

4-5. 自分が立てた計画を振り返る

ライフプランは、そのときの状況や心境の変化にあわせて柔軟に変えていけるようにしておくことが大切です。

自分が予想できることには限界があるからです。

定期的に自分が立てた計画を振り返り、修正や変更をしていくようにしましょう。

人生のイメージ

まとめ:効果的なライフプラン(人生計画)を立てるための4つのステップ

ライフプランとは:

  • ライフプランとは、ライフデザインを実現するための計画のこと

ライフプランを立てるときの2つの考えかた:

  • ライフプランを立てるときは、バックキャストとフォアキャストという2つの方法を活用する
  • バックキャストとは、未来の目標を想定してそれを実現するためにやるべきことを考えていく方法
  • フォアキャストとは反対に、現状や過去の実績から予測される未来について考える方法

ライフプランを立てるための4つのステップ:

  1. 過去を振り返りワクワクしたことを見つける
  2. 性格とその強みを知り将来に活かす
  3. 現在の取り組みを見える化する
  4. 具体的な計画を立てる

ライフデザインのための手法を活用しよう

この記事ではライフプランの立てかたについて、4つのステップにわけてご紹介しました。

実は、「頭とこころの整理法」を活用すると、ライフデザインとライフプランを一緒に進めていくことができます。

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参考書籍

うまく生きるのではなく、よりよく生きるには?

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