ライフデザインとは、

  • 自分がどんなライフスタイルを送りたいのかについて考えること

ということができます。

一般的には、人生で実現したいことを書きだして、そのための計画を立てていくことが多いようです。

しかし、より充実した人生を送るためには、単に実現したいことを書きだすのではなく、ライフデザインの基礎的な知識を知っておくと、とても役立ちます。

この記事では、「ライフデザインとは何か」についての基本的な知識とその必要性、そしてライフデザインのための3つのポイントについて、わかりやすく説明します。

ライフデザインとは

ライフデザインとは、「あなたがどんなライフスタイルを送りたいのか? について考え、それを実現していこうとすること」をいいます。

そこで一般的には、次のようなライフデザインの立て方を教えるところが多いようです。

  • 人生を仕事・生活・お金・人間関係などのいくつかのジャンルにわけて、自分の実現したいことや、夢や目標について考えていく

基本的な方向としては、これが間違っているわけではありません。

しかし、ライフデザインを実際に役立つものとして活用していくためには、

  • 人生や生活についての基礎的な知識
  • 時代や社会の変化に関する長期的な視点

が大切になってきます。

なぜならば、こういった知識や視点がないと、実現可能性の低い、あまり役に立たないライフデザインになりがちだからです。

ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るためのもの

そこでまず、このように考えてみましょう:

  • そもそも自分は、なんのためにライフデザインをしようとしているのか?

つまり、ライフデザインをする目的について考えてみるのです。

このように考えてみると、普通は、「幸せな人生を送りたいから」とか、「充実した人生を送りたいから」といった理由があがってくるのではないでしょうか?

つまりライフデザインとは、あなたがより幸せで充実した人生を送るためにやるもの、ともいえるのです。

ライフデザインはなんのためにやるの?

「ライフデザインとは、あなたがより幸せで充実人生を送るためにやるもの」

ここで実は、似たような言葉に「ライフプラン」というのがあります。

ちょっとややこしいので、ライフデザインとライフプランの違いについても説明しておきましょう。

ライフデザインとライフプランとの違い

ライフプランというのは、「人生計画」のことです。

先ほども述べたように、ライフデザインというのは人生設計のことですから、ライフプランというのは、

  • あなたが立てた人生設計にしたがって、それを実現していくための計画

ということになります。

ですから、最初にデザイン(設計)がなければ、プラン(計画)を立てることもできません。

「家を建てる」ことを例にあげれば、設計することがライフデザイン。

そしてその設計図にしたがって実際に家を建てていくための計画が、ライフプランということです。

設計のイメージ

ライフデザインが必要な3つの理由

では、このライフデザイン、本当に必要なのでしょうか?

実は、なくても問題ありません。

しかし試しに個人的にアンケートをしてみたところ、「ライフデザインが必要と考えている人」は、意外と多いようです。

アンケート:ライフデザインはありますか?

理想のライフデザイン(人生設計)についてのアンケート画像
独自アンケートの結果。2019年10月28日〜30日まで、25歳〜34歳の女性を対象にウェブ上で実施。100人の方に回答いただきました。

なぜ必要だと思いますか?

実はライフデザインの必要性は、次の3つの視点から考えることができるんです。

それは…

  1. 人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため
  2. 自己責任の時代を生き抜くため
  3. 自立した人生を送るため

…です。

わかりやすく説明しましょう。

1:人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため

ライフデザインがあると、人生の問題を解決し、目標を達成しやすくなります。

Eテレの「デザイン あ」という番組の中のひとつのコーナーに「うごきのデザイン」というものがあります。これを例にとって考えてみましょう。

うごきのデザイン イメージ

この「うごきのデザイン」は、映画館やスーパーマーケット、駅のホームなどを、どのようにデザイン(設計)すれば、人々がスムーズかつ快適に、目的に沿った動きができるようになるか? ということをわかりやすく伝えてくれます。

デザインの意味

なおここでは「デザイン」という言葉について、飾りや、絵柄やイラストなどの「意匠」というよりも、「設計」という意味だと考えてください。「デザイン」という言葉を辞書で引けば、「設計」も「意匠」もどちらもでてきます。しかしライフデザインの場合は、自分の人生をどのように「設計」するか? と考えていきます。

例えば、駅のホームに直線を何本かひくだけ。

これだけで、乗降者する人の動きがスムーズになる。

私はこれをテレビでみたとき、「これこそがデザイン(設計)の力だ!」と思いました。

しかし人生もこれと同じなんです。

あらかじめデザインしておくことができれば、問題が起こりにくくなるし、目的を達成しやすくなるんです。

2:自己責任の時代を生き抜くため

前のことになりますが、ジャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力に拘束される、という事件がありました。

これについて、「自己責任だ」という言葉がよく聞かれました。

これが日本にひろがる、「自己責任論」です。

昔はこんな時代ではなかったようです……というもの自己責任論のひろがりは、1990年代頃からはじまったと考えられているからです。

そしてどうやら現在の日本では、それがひとつの常識として受け入れられてしまっている様子。

例えば、「貧困は自己責任である」という考えかたについて、見てみましょう。

貧困は自己責任か

自己責任論のひろがり

参考:新・日本の階級社会より

これに関しては、本人もそうだと感じているし、まわりもそうだと感じている。

そんな考えかたについて、「賛成」は50%以上、「どちらともいえない」でも30%近くあるのです。

これは一例すぎませんが、本来であれば、社会が支援してくれれば助かるであろうさまざまな問題についても、「自分でなんとかしなくちゃ」という考えることが、自他ともに常識になってしまう、そんな時代が近づいてきています。

だからこそ、自分の人生についてきちんと設計しておくべきではないでしょうか。

3:自立した人生を送るため

最後に、「自立」という観点からみてみます。

自立とは、「自分のことを自分でできる」というような意味です。

しかしこの「自立」ということについてよく考えてみると、それは同時に「他人のこと、つまり自分とは違う考えかたも、それはそれとして理解する」ということにもつながってきます。

またさらには「自分のことを、他人にも理解してもらう」ということにもつながっていきます。

依存するよりも自立した人生を送れるようになったほうが、その豊かさや充実度は高まります。

しかしそのためには、漫然と生きていくだけではダメで、自分がどんな生活を送っていきたいのか? ということを考えていかなくてはなりません。

そしてそれは、いま現在だけのことではなく、20年後、30年後も自立した生活を営めているかどうか? ということも含めて考えていく必要があります。

例えば、「人生100年時代」などといわれ、少子高齢化が進んでいる状況では、老後の社会保障をあてにするだけでなく、自分の人生を自立して送ることについて考えておくべき、ともいえるでしょう。

ライフプランを立てているイメージ

ライフデザインのための3つのポイント

では、ライフデザインとは、どうやればいいのか?

ここではそのための3つのポイントについて紹介します。

1:倫理と家庭科で、基礎的な知識を得よう

世の中には、「ライフデザイン学」というものがあるそうです。

ですがこれはあくまでも学問なので、ちょっと実践に活かしにくい。

しかし実は、ダイレクトにあなたの人生を変えてくれる科目があるんです。

それは、

  • 倫理と家庭科

です。

倫理というのは、簡単にいえば「人生をよりよく生きるとは、どういうことだろうか?」というようなことについて学べます。

家庭科というのは、普段の生活を生きていくために必要な知識を教えてくれます。

つまり、倫理と家庭科で、人が生きていくうえで必要な知識を得ることができるのです。

学生のときはノーマークだったこれらの教科が、実は普段の生活や人生に役立つことばかりで、私は驚きました。

2:新聞や本を読んで長期的な視点を持とう

ライフデザインでは、「いまやりたいこと」だけではなくて、将来のことも考えていきます。

そうすると、「いまの時代、これからの時代ってどうなるんだろう?」とか、「これから社会はどうなっていくのかな?」みたいな素朴な疑問が浮かんできます。

例えば、子どもが「ユーチューバーになりたい!」と言っていたとします。

しかし普通は「それで一生、食べていけると思う?」と答えるのではないでしょうか?(もちろん、絶対に食べていけないというわけではありませんが…)

ライフデザインもこれと同じです。

いまあなたが「これをやりたい! あれをやりたい!」と考えたとしても、長期的な視点で考えてみると、そもそも必要でなかったり、当初の目的からずれている可能性もあるんです。

例えば、終身雇用制が崩れていく可能性は高く、転職や副業、起業する人が増えてきているのも時代の流れの傾向といえるかもしれません。

こんなことも踏まえて、あなた自身のライフデザインについて考えていく必要があるでしょう。

というわけで、当たり前といえば、当たり前なのですが、新聞や本を読んで、これからのことを考える長期的な視点を持つように心がけるとよいでしょう。

3:自分の現在地を知ろう

ライフデザインというものを、山登りに例えてみましょう。

1番の「倫理と家庭科で基礎的な知識を得よう」というのは、山登りに必要な基礎知識を得ることに相当します。

2番の「新聞や本を読んで長期的な視点を持とう」というのは、先のことを見るということですから、山頂までの地図を手に入れるような感じでしょうか。

ということは、最後に必要になるのは、「自分の現在地を知る」ということになります。

ダイエットをするときに、まず自分の現在の体重を確認して、それから目標を立てるのと一緒ですね。

ライフデザインも、これと同じようにやる必要があります。

では、現在地を知るためにはどうしたらいいでしょうか?

ライフデザインにおける現在地というのは、「自分のことを知る」ということになります。

これは「自己認識」ともいいまして、方法はいろいろあるのですが、

  • 瞑想(マインドフルネス)
  • ジャーナリング
  • 自己診断
  • 他者からのフィードバック

などが代表的です。

例えば、「仕事」、「健康」、「人間関係」、「お金」といったように、充実した人生に必要と思われる要素をジャンル分けして、それぞれの現在の満足度を自己採点してみる。

これは、ジャーナリングの一種ということができます。

また例えば、性格診断や強み診断などをして、それを生活に活かしていこうとする。

これは、自己診断の一種ということができますね。

このような自分を知るための方法については、いずれひとつずつ、詳しく説明していく予定です。

ライフデザイン(人生設計)の考え方のイメージ

まとめ ライフデザインとは

というわけでまとめますと、

  • ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るために、どんなライフスタイルを送りたいのか? について考えること

ということができます。

ライフデザインがあれば、

  • 人生における問題解決や、目標達成をしやすくなる
  • 自己責任の時代を生き抜くことができる
  • 自立した人生を送ることができる

このような可能性が高まることでしょう。

そして、ライフデザインを具体的に行うためには、

  • 倫理と家庭科で、基礎的な知識を得ること
  • 新聞や本を読んで長期的な視点を持つこと
  • 自分の現在地を知ること

この3つが大切です。

大変そうにみえますが、自分の人生に関わることなので、やってみると意外と楽しいですよ。

お読みいただきありがとうございました ^^)

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