ライフデザインとは、

  • 自分がどんなライフスタイルを送りたいのかについて考えること

ということができます。

しかし、ただ単に「人生で実現したいこと」を書きだすだけでは、あまり意味がありません。

それはなぜか?

この記事では「ライフデザインとは何か」についての正しい知識をわかりやすく説明します。

ライフデザイン(人生設計)とは

ライフデザインとは、「あなたがどんなライフスタイルを送りたいのか? について考え、それを実現していこうとすること」をいいます。

似たような言葉で、「ライフプラン」というものもあります。

  • ライフデザイン=人生設計
  • ライフプラン=人生計画

これらの違いについては、あとで説明します。

まずは、「そもそもライフデザインは必要なのか?」について考えてみましょう。

ライフデザインは必要か

ライフデザインは必要か?

もちろん、なくても大丈夫です。

ただしあったほうが、日々の生活は快適になるし、人生における困ったことも起こりにくくなるでしょう。

ライフデザインについてのアンケートによれば

私が独自にアンケートしてみた結果によりますと、約12%の人が、「ライフデザイン(人生設計)はありません」と回答しました。

しかし残りの78%の人は、「必要とは思うけれどまだありません」、「なんとなくあるけどもっと具体的にしたい」、「必要とは思うけどその方法がわかりません」と答えました。

アンケート:ライフデザインはありますか?

理想のライフデザイン(人生設計)についてのアンケート画像
独自アンケートの結果。2019年10月28日〜30日まで、25歳〜34歳の女性を対象にウェブ上で実施。100人の方に回答いただきました。

次に、ライフデザインの必要性について、3つの視点から考えてみましょう。

それは…

  • 問題解決と目標達成
  • 自己責任論
  • 自立

…です。

問題解決と目標達成

例えば、「デザイン あ」という番組の中のひとつのコーナーに「うごきのデザイン」というものがあります。

うごきのデザイン イメージ

この「うごきのデザイン」は、映画館やスーパーマーケット、駅のホームなどを、どのようにデザイン(設計)すれば、人々がスムーズかつ快適に、目的に沿った動きができるようになるか? ということをわかりやすく伝えてくれます。

デザインの意味

なおここでは「デザイン」という言葉について、飾りや、絵柄やイラストなどの「意匠」というよりも、「設計」という意味だと考えてください。「デザイン」という言葉を辞書で引けば、「設計」も「意匠」もどちらもでてきます。しかしライフデザインの場合は、自分の人生をどのように「設計」するか? と考えていきます。

例えば、駅のホームに直線を何本かひくだけで、乗降者する人の動きがスムーズになる。

これこそがデザインの力、ということもできます。

しかし人生もこれと同じ。

あらかじめデザインしておくことができれば、問題が起こりにくくなるし、目的を達成しやすくなるといえます。

自己責任論

もうひとつは、日本にひろがる「自己責任論」という意識から考えてみましょう。

少し前のことになりますが、ジャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力に拘束される、という事件がありました。

これについて、「自己責任だ」という言葉がよく聞かれたこと、覚えていらっしゃるかもしれません。

自己責任論のひろがりについては、1990年代頃からはじまったとらしいのですが、どうやら現在の日本では、それがひとつの常識として広く受け入れられているようです。

自己責任論のひろがり

参考:新・日本の階級社会より

例えば、「貧困は自己責任である」という考えかた。

これに関しては、本人もそうだと感じているし、まわりもそうだと感じている。

そんな考えかたについて、「賛成」は50%以上、「どちらともいえない」でも30%近くあるのです。

というわけで、本来であれば、社会が支援してくれれば助かるであろうさまざまな問題についても、「自分でなんとかしなくちゃ」という意識が常識になりつつあります。

これは残念なことではありますが、だからこそ自分の人生について、きちんと設計をしておくべき、ともいえます。

そしてそれによって、ひとりひとりの力は小さくとも、それぞれが社会へ貢献することができるようになっていければ、多くの人が住みやすい社会へと変わっていくかもしれません。

自立した人生を送る

最後に、「自立」という観点からみてみましょう。

自立とは、「自分のことを自分でできる」というような意味です。

しかしこの「自立」ということについてよく考えてみると、それは同時に「他人のこと、つまり自分とは違う考えかたも、それはそれとして理解する」ということにも繋がってきます。

またさらには「自分のことを、他人にも理解してもらう」ということにも繋がっていくでしょう。

依存するよりも自立した人生を送れるようになったほうが、その豊かさや充実度は高まっていくはずです。

しかしそのためには、漫然と生きていくだけではなく、自分がどんな生活を送っていきたいのか? ということを考えていく必要があるでしょう。

それはいま現在だけのことではなく、20年後、30年後も自立した生活を営めているかどうか? ということにもつながっていくからです。

ここでは、人生における問題解決と目標達成、日本における自己責任論のひろがり、そして依存ではなく自立した人生を送ること、の3つの視点から、ライフデザインの必要性について考えてみました。

では次に、ライフデザインをどうやってやればいいのか? について考えてみましょう。

ライフデザイン(人生設計)のイメージ

ライフデザインの一般的な方法

ライフデザインとは、あなたが送りたいライフスタイルについて構想することだと述べました。

そこで一般的には、次のようなライフデザイン(人生設計)の立て方を教えるところが多いようです。

  • 人生を仕事・生活・お金・人間関係などのいくつかの領域にわけて、自分の実現したいことや、夢や目標について考えていく

基本的な方向としては、これが間違っているわけではありません。

しかし冷静に考えてみると、

  • 人生や生活についての基礎的な知識
  • 時代や社会の変化に関する長期的な視点

これらがないと、まったく見当違いの夢や目標を立ててしまう可能性があります。

本来の目的からずれたライフデザイン(人生設計)は、あなたの人生を無駄づかいしてしまうことになりかねません。

目的をはっきりさせよう

そこで、もしライフデザイン(人生設計)が必要だと感じるのであれば、はじめに次の質問について考えることが大切です。

  • そもそも自分は、なんのためにライフデザイン(人生設計)を行おうとしているのか?

つまり、人生設計をおこなう目的について考えてみる、ということです。

このように考えてみると、多くの場合、「幸せな人生を送りたいから」とか「豊かな人生を送りたい」、または「充実した人生を送りたい」といった理由があがってくるのではないでしょうか?

ライフデザインについて考えるときの大切なポイント

「自分が送りたいと考えているライフスタイルを実現することによって、本当に私の人生の目的を達成することができるだろうか?」

つまりライフデザインとは、あなたの人生の目的を達成するために必要なもの、ということもできるのです。

ここで、「人生の目的」などというと、ちょっと大げさに感じるかもしれません。

しかし先ほどもあげたように、普通は、幸せな人生を送るとか、豊かな人生を送る、充実した人生を送るため、といってものになってくるはずです。

ですから、ここで大切なことは、目的と手段のすりあわせ、です。

ライフデザイン(人生設計)の考え方のイメージ

ライフデザインのための4つの基礎知識

例えばあなたが女性だとします。

そして、「仕事の能力のある男性と結婚して、自分は専業主婦として夫を支え、夫には仕事で頑張ってほしい」という人生設計を考えたとします。

このような考えかたが悪いというわけではありません。

しかし例えば、女性活躍推進法が施行されて以降、同じ能力の男女であれば、女性のほうが優先的に出世することも多い、といわれています。この流れがいつまで続くかはわかりませんが、人生100年時代ともいわれる時代にあって、これからは、女性も男性と同じように働くことが求められるようになっていく可能性があります。

そのような中で、夫の仕事能力を、自分の人生の目的を達成するための手段として選ぶことは、(自身の人生の目的をよく見つめなおしてみれば)もっとよい方向性があるかもしれません。

このように、幸せな人生・豊かな人生・充実した人生を送るという目的のためには、知っておいたほうがよい知識や、身につけておくと役立つをスキルがあります。

それは、

  1. 人生や生活についての基礎的な知識
  2. 時代や社会の変化に関する長期的な視点
  3. ライフデザインのはじめかた
  4. ライフプランとの違い

です。

今回は、これらの概要を紹介しておきます。

1.人生や生活についての基礎的な知識

人生や生活についての基礎的な知識とは、いってみれば、「豊かな人生、幸せな人生とはどんな人生か?」ということについての知識です。

これを探るために、例えばひとつの指標として「客観的な豊かさ」と「主観的な豊かさ」というものがあります。

客観的な豊かさとは、例えば GDP などで測られる経済的なものや、教育や生活環境などのこと。主観的な豊かさとは、例えば生活満足度のようなもののことです。

これらの指標から、例えば日本は客観的な豊かさは高いのに、主観的な豊かさが低いということを知ることができれば、主観的な豊かさを大切にした人生設計について考えたほうがよりよいのではないか? というヒントを得ることができます。

もちろんこれらは、あくまでもひとつの指標にすぎません。加えて、個人の幸福に関する倫理や家庭科、最近では幸福学といった分野などから、人生や生活についての基礎的な知識をゲットすることができるでしょう。

2.時代や社会に対する長期的な視点

時代や社会に対する長期的な視点というのは、社会や歴史、政治や経済に関する知識にもとづいた視点、ということです。

こういうとちょっとわかりにくいでしょうか。

例えをあげてみますと、「国民生活に関する世論調査」というものがあります。

これによれば、最近では「心の豊かさ」を求めている人が多くなってきている、ということがわかります。これを自分の人生にあてはめてみれば、自分にとっての心の豊かさとはなにか? ということについて考えていくヒントになりますし、その結果、よりよいライフデザイン(人生設計)を行うことができるようにもなるはずです。

加えて、私たちがすごしている社会というものが、どういう方向に進んでいくか。例えば、2016年に施行された女性活躍推進法によって、働く人びとが受ける影響などを踏まえて考えていくと、ライフデザイン(人生設計)を立てるにあたって、あからじめ問題を避けることができる可能性も高まることでしょう。

3.ライフデザインの最初のステップ

これらを踏まえて、どのような人生設計を立てていくか。

ライフデザインの一般的な方法で紹介したように、人生を「仕事」、「お金」、「人間関係」、「健康」などの領域にわけて、それぞれ実現したいことについて考えていく、という方向性は間違ってはいません。

しかしまず大切なのは、「自分の現在地を知る」ということ。

例えばダイエットをするときには、まず自分の現在の体重を確認して、それから目標を立てます。

ライフデザインも、これと同じようにやっていくと、よりよい方向を見つけることができます。

4.ライフプランとの違い

最後に、ライフデザイン(人生設計)とライフプラン(人生計画)のちがいについても説明しておきましょう。

ライフプラン(人生計画)というのは、あなたが立てたライフデザイン(人生設計)にしたがって、それを実現していくための計画、ということになります。

つまり、最初にデザイン(設計)がなければ、プラン(計画)を立てることができません。

また、実際の難しさとしていえるのは、特に女性の場合、結婚や出産、育児と仕事の両立といったさまざまなライフイベントによって、自分自身の価値観もおおきく変わっていく可能性がある、という点です。もちろん男性も、結婚や子育てを体験することにより、価値観が大きく変わることもあります。

このようなライフステージの変化によって自身の価値観が変化すると、以前に立てた人生計画そのものが、なんだか無意味に感じられることもあるでしょう。

自分軸がゆらぐとき

よく「自分軸」などともいいますが、女性は環境の変化に柔軟に対応できるぶんだけ、自分軸がゆらぎやすいのかもしれません。

自分軸とは、いいかえれば「自分が大切にしたい価値観」のことであり、難しい言葉では「アイデンティティ」などともいいます。

アイデンティティというと、なにか若い頃に構築しておくべきもののように感じるかもしれません。しかし実際には、人は人生のうちで、何度もアイデンティティを再構築する必要がある、ともいわれています。

ライフデザインがつくれず、またライフプランがうまく立てられないときは、このようなアイデンティティの問題について検討してみるとよいでしょう。

ライフプランを立てているイメージ

まとめ:ライフデザインは本当に必要か

このように考えてみたとき、ライフデザインは、本当に必要でしょうか?

もちろん、なくても生きていくことができます。

しかしライフデザインがあれば、日々の生活という過程が充実し、それを楽しむことができるようになります。

また人として、できるなら充実した人生、よりよい人生を送りたいと考えることは、当たり前のことともいえるでしょう。

そのような意味では、この先、さまざまなライフイベントによって自分軸がゆらぎ、価値観が変化していく可能性も否定できませんが、それでもあらかじめライフデザインについて取り組んでおくことは、あなたの人生を充実させるきっかけになるはずです。

  • 自分がどんなライフスタイルを送りたいのかについて考えることを、「ライフデザイン(人生設計)」と呼びます。
  • このときには、「なんのために人生を変えるのか?」という目的が大切。手段と目的を間違えないようにしよう。
  • 具体的にライフデザイン(人生設計)について考えていくには、人生や生活についての基礎的な知識や、時代や社会に対する長期的な視点を持っていると、より精緻なデザインを行うことができる。

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