変化の激しい時代だからこそライフデザインについて考えよう

あなたはどんな人生を送りたいですか?

「どんな人生を送りたいか?」について考えることを、ライフデザイン、または人生設計といいます。

一般的には、人生で実現したいことを書きだして、そのための計画を立てていくことが多いようです。

しかし、より充実した人生を送るためには、単に実現したいことを書きだすのではなく、ライフデザインについての基礎的な知識を知っておく必要があります。

そこでこの記事では、

  • 「ライフデザインとは何か」についての基本的な知識とその必要性
  • ライフデザインのための3つのポイントについて

わかりやすく説明します。

1. ライフデザインとは

ライフデザインとは、「あなたがどんなライフスタイルを送りたいのか? について考え、それを実現していこうとすること」をいいます。

そこで一般的には、次のようなライフデザインの立て方を教えるところが多いようです。

  • 人生を仕事・生活・お金・人間関係などのいくつかのジャンルにわけて、自分の実現したいことや、夢や目標について考えていく

基本的な方向としては、これが間違っているわけではありません。

しかし、ライフデザインを実際に役立つものとしていくためには、

  • 人生や生活についての基礎的な知識
  • 時代や社会の変化に関する長期的な視点

が大切です。

なぜか?

これらの知識や視点がないと、役に立たないひとりよがりのライフデザインになりがちだからです。

ライフデザインのイメージ

1-1. ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るためのもの

そこでまず、このように考えてみましょう:

そもそも自分は、なんのためにライフデザインをしようとしているのか?

つまり、ライフデザインをする目的について考えてみるのです。

普通は、「幸せな人生を送りたいから」とか、「充実した人生を送りたいから」といった理由があがってくるのではないでしょうか?

ライフデザインはなんのためにやるの?

「ライフデザインとは、あなたがより幸せで充実人生を送るためにやるもの」

似たような言葉に「ライフプラン」というのがあります。

間違えないように、ライフデザインとライフプランの違いについても説明しておきましょう。

1-2. ライフデザインとライフプランとの違い

ライフプランというのは、「人生計画」のことです。

先ほども述べたように、ライフデザインというのは人生設計のことです。

ライフプランというのは、

  • あなたが立てたライフデザインにしたがって、それを実現していくための計画

ということになります。

ですから、最初にデザイン(設計)がなければ、プラン(計画)を立てることもできません。

「家を建てる」ことを例にあげれば、設計することがライフデザイン。

設計図にしたがって実際に家を建てていくための計画が、ライフプランです。

設計のイメージ

2. ライフデザインが必要な3つの理由

ライフデザインって、本当に必要なのでしょうか?

もちろん、なくても問題ありません。

しかし個人的なアンケートによれば、「ライフデザインは必要」と考えている人は、多くいらっしゃいます。

アンケート:ライフデザインはありますか?

理想のライフデザイン(人生設計)についてのアンケート画像
独自アンケートの結果。2019年10月28日〜30日まで、25歳〜34歳の女性を対象にウェブ上で実施。100人の方に回答いただきました。

なぜライフデザインが必要なのでしょうか?

ライフデザインの必要性は、次の3つの視点から考えることができます。

なぜ、ライフデザインが必要か?

  1. 人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため
  2. 自己責任の時代を生き抜くため
  3. 自立した人生を送るため

ひとつずつ、わかりやすく説明しましょう。

2-1. 人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため

ライフデザインがあると、人生の問題を解決し、目標を達成しやすくなります。

Eテレの「デザイン あ」という番組のコーナーの中に、「うごきのデザイン」というものがあります。

これを例にとって考えてみましょう。

うごきのデザイン イメージ

うごきのデザインとは

「うごきのデザイン」は、

映画館やスーパーマーケット、駅のホームなどを、どのようにデザイン(設計)すれば、人々がスムーズかつ快適に、目的に沿った動きができるようになるか?

ということをわかりやすく伝えてくれます。

デザインの意味

なおここでは「デザイン」という言葉について、飾りや、絵柄やイラストなどの「意匠」というよりも、「設計」という意味だと考えてください。「デザイン」という言葉を辞書で引けば、「設計」も「意匠」もどちらもでてきます。しかしライフデザインの場合は、自分の人生をどのように「設計」するか? と考えていきます。

例えば、駅のホームに直線を何本かひくだけ。

これだけで、乗降者する人の動きがスムーズになる。

これこそがデザイン(設計)の力と言えるでしょう。

人生もこれと同じです。

あらかじめデザインしておくことができれば、問題が起こりにくくなるし、目的を達成しやすくなるんです。

2-2. 自己責任の時代を生き抜くため

前のことになりますが、ジャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力に拘束される、という事件がありました。

これについて、「自己責任だ」という言葉がよく聞かれました。

これが日本にひろがる、「自己責任論」です。

私の実感では、昔はこんな時代ではありませんでした。

自己責任論のひろがりは、1990年代頃からはじまりました。

そして現在の日本は、それをひとつの常識として受け入れてしまっています。

例えば、「貧困は自己責任である」という考えかた。

貧困は自己責任か

自己責任論のひろがり

参考:新・日本の階級社会より

これに関しては、本人もそうだと感じているし、まわりもそうだと感じている。

そんな考えかたについて、「賛成」は50%以上、「どちらともいえない」でも30%近くあるのです。

これは一例すぎません。

しかし本来であれば、社会が支援してくれれば助かるであろうさまざまな問題についても、「自分でなんとかしなくちゃ」という考えることが、自他ともに常識になってしまう、そんな時代になってきています。

だからこそ、自分の人生についてきちんとデザインしておくべき、と言えるはずです。

2-3. 自立した人生を送るため

最後に、「自立」という観点からみてみます。

自立とは、「自分のことを自分でできる」というような意味です。

この「自立」についてよく考えてみると、それは同時に「他人のこと、つまり自分とは違う考えかたも、それはそれとして理解する」ということにもつながってきます。

さらには「自分のことを、他人にも理解してもらう」ということにもつながっていきます。

依存より自立のほうが豊かな人生を送れる

依存するよりも自立した人生を送れるようになったほうが、その豊かさや充実度は高まります。

そのためには、漫然と生きていくだけではなく、自分がどんな生活を送っていきたいのか? ということを考えていかなくてはなりません。

これは、現在だけではなく、20年後、30年後も含めて考える必要があります。

ライフプランを立てているイメージ

3. ライフデザインのための3つのポイント

ライフデザインの必要性について理解できたでしょうか?

次に、正しくライフデザインを行うための3つのポイントをお伝えします。

3-1. 倫理と家庭科で、基礎的な知識を得よう

世の中には、「ライフデザイン学」というものがあります。

個人的な考えにすぎませんが、その基礎となるのは

  • 倫理と家庭科

です。

倫理とは

倫理というのは、簡単にいえば「人生をよりよく生きるとは、どういうことだろうか?」というようなことについて学ぶ教科です。

家庭科とは

家庭科というのは、普段の生活を生きていくために必要な知識を教えてくれます。

倫理と家庭科で、人が生きていくうえで必要な知識を得ることができます。

新聞を読んでいるイメージ

3-2. 新聞や本を読んで長期的な視点を持とう

ライフデザインでは、「いまやりたいこと」だけではなくて、将来のことも考えていきます。

そうすると、「いまの時代、これからの時代ってどうなるんだろう?」とか、「これから社会はどうなっていくのかな?」みたいな素朴な疑問が浮かんできます。

もしもあなたのこどもがユーチューバーになりたがったら?

例えば、子どもが「ユーチューバーになりたい!」と言ったとします。

しかし普通は「それで一生、食べていけると思う?」と答えるのではないでしょうか?

もちろん、絶対に食べていけないというわけではありませんが。

ライフデザインもこれと同じです。

現在のあなたが「これをやりたい! あれをやりたい!」と考えたとします。

しかし長期的な視点で考えてみると、そもそも必要でなかったり、当初の目的からズレている可能性もあります。

新聞や本を読んで、長期的な視点を持つように心がけるとよいでしょう。

手を差し出しているイメージ

3-3. 自分の現在地を知ろう

ライフデザインというものを、山登りに例えてみます。

1) ライフデザインのために必要な知識をゲットする

1番の「倫理と家庭科で基礎的な知識を得よう」というのは、山登りに必要な基礎知識を得ることに相当します。

2) あなたの人生の地図を手に入れる

2番の「新聞や本を読んで長期的な視点を持とう」というのは、先のことを見るということですから、山頂までの地図を手に入れるような感じです。

3) あなたの現在地を知る

最後に必要になるのは、「自分の現在地を知る」ことです。

あなたの現在地が分からないと、地図を手に入れても意味がないからです。

このブログでおすすめしている方法は、「あなたが現在、取り組んでいるすべてのこと」を客観的に見つめることです。

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他に基本的な方法として、まずは診断テストをしてみることもおすすめです。

カフェでくつろいでいるイメージ

まとめ:ライフデザインとは

まとめてみましょう。

ライフデザインとは?

  • ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るために、どんなライフスタイルを送りたいのか? について考えること

ライフデザインの効果

  • 人生における問題解決や、目標達成をしやすくなる
  • 自己責任の時代を生き抜くことができる
  • 自立した人生を送ることができる

ライフデザインをするためには

  1. 倫理と家庭科で、基礎的な知識を得ること
  2. 新聞や本を読んで長期的な視点を持つこと
  3. 自分の現在地を知ること

この3つが大切です。

次のステップ:ライフデザインの基本的な考え方

次のステップとして、ライフデザインについての具体的な考え方について紹介します。

参考書籍