変化の激しい時代だからこそライフデザインについて考えよう
あなたはどんな人生を送りたいですか?
「どんな人生を送りたいか?」について考えることを、ライフデザイン(人生設計)といいます。
実は私は、「単純にやりたいことを書きだして計画を立てればいいんでしょ」と高をくくっていました。
しかし、育児や家事、介護や社会環境や自己実現などについて興味がひろがっていったとき、自分の考えが浅すぎたことを反省したのです。
では、具体的にはどうやってライフデザインをしていけばよいのでしょうか?
この記事では、
- ライフデザインとは? その基本的な考えかた
について、わかりやすくお伝えしたいと思っています。
ちなみに私自身は、ライフデザインにとってはじめに大切なことは、自分の人生の主人公である「自分自身」について知ることだと考えています。
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ライフデザインとは
ライフデザインとは、「あなたがどんなライフスタイルを送りたいのか? について考え、それを実現していこうとすること」をいいます。
一般的には、次のようなライフデザインのやりかたを教えるところが多いです。
- 人生を仕事・生活・お金・人間関係などのいくつかのジャンルにわける
- ジャンルごとに自分の実現したいことや、夢や目標について考えていく
基本的な方向としては、間違っているわけではありません。
しかしライフデザインを実際に役立つものとしていくためには、
- 人生や生活についての基礎的な知識
- 時代や社会の変化に関する長期的な視点
が必要になってきます。
なぜでしょうか?
これらがないと、役に立たないひとりよがりのライフデザインになってしまうからです。
社会の変化があなたのライフデザインに与える影響
例えば、2020年5月29日に、第四次少子化社会対策大綱が決定されました。
これによって、児童手当を含む保障の拡充が検討されています。
結果次第では、子育てを考えている若い人たちのライフデザインが大きく変わる可能性があります。
これは一例ですが、ライフデザインを実践していくにあたっては、このような社会の変化に対する目配せも必要になるのです。

ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るためのもの
ライフデザインをはじめるにあたって、次のように考えてみましょう:
そもそも自分は、なんのためにライフデザインをしようとしているのか?
このように、ライフデザインをする目的について考えてみることが大切だからです。
普通は、「幸せな人生を送りたいから」とか、「充実した人生を送りたいから」といった理由があがってくるのではないでしょうか?
ライフデザインとは、あなたがより幸せで充実人生を送るためにやるもの
似たような言葉に「ライフプラン」というのがあります。
間違えないように、ライフデザインとライフプランの違いについても説明しておきましょう。
ライフデザインとライフプランとの違い
ライフデザインとは、Life Design のことです。
- Life = 人生
- Design = 設計
なので、「人生設計」ともいいます。
ライフプランとは、Life Plan のことです。
- Life = 人生
- Plan = 計画
なので、「人生計画」ともいいます。
ライフプランというのは、あなたが立てたライフデザインにしたがって、それを実現していくための計画のことです。
ライフデザイン | 人生設計 | どんな人生を送りたいのか?構想すること |
ライフプラン | 人生計画 | 考えた理想の人生を実現するための計画 |
- ライフデザイン:どんな人生を送りたいのか構想する
- ライフプラン:構想にしたがって計画をたてる
「家を建てる」ことを例にあげれば、設計することがライフデザイン。
設計図にしたがって実際に家を建てていくための計画が、ライフプランです。

なぜライフデザインが必要なのか? 3つの理由
ライフデザインって、本当に必要なのでしょうか?
もちろん、なくても問題ありません。
しかし個人的なアンケートによれば、「ライフデザインは必要」と考えている人は、多くいらっしゃいます。
ライフデザインはありますか?

なぜライフデザインが必要なのでしょうか?
ライフデザインの必要性は、次の3つの視点から考えることができます。
なぜ、ライフデザインが必要か?
- 人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため
- 自己責任の時代を生き抜くため
- 自立した人生を送るため
ひとつずつ、わかりやすく説明しましょう。
1)人生の問題を解決し、目標を達成しやすくするため
ライフデザインがあると、人生の問題を解決し、目標を達成しやすくなります。
Eテレの「デザイン あ」という番組のコーナーの中に、「うごきのデザイン」というものがあります。
これを例にとって考えてみましょう。

うごきのデザインとは
「うごきのデザイン」は、
映画館やスーパーマーケット、駅のホームなどを、どのようにデザイン(設計)すれば、人々がスムーズかつ快適に、目的に沿った動きができるようになるか?
ということをわかりやすく伝えてくれます。
なおここでは「デザイン」という言葉について、飾りや、絵柄やイラストなどの「意匠」というよりも、「設計」という意味だと考えてください。「デザイン」という言葉を辞書で引けば、「設計」も「意匠」もどちらもでてきます。しかしライフデザインの場合は、自分の人生をどのように設計するか? と考えていきます。
例えば、駅のホームに直線を何本かひくだけ。
これだけで、乗降者する人の動きがスムーズになる。
これこそがデザイン(設計)の力と言えるでしょう。
人生もこれと同じです。
あらかじめデザインしておくことができれば、問題が起こりにくくなるし、目的を達成しやすくなるんです。
2)自己責任の時代を生き抜くため
前のことになりますが、ジャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力に拘束される、という事件がありました。
これについて、「自己責任だ」という言葉がよく聞かれました。
日本にひろがる、「自己責任論」です。
「昔はこんな時代ではなかった」と感じる年配の方も多いようです。
というのも自己責任論のひろがりは、1990年代頃からはじまったといわれているからです。
そして現在の日本は、すでに自己責任をひとつの常識として受け入れてしまっています。
例えば、「貧困は自己責任である」という考えかた。
これに関しては、本人もそうだと感じているし、まわりもそうだと感じている。
そんな考えかたについて、「賛成」は50%以上、「どちらともいえない」でも30%近くあるのです。
これは一例すぎません。
しかし本来であれば、社会が支援してくれれば助かるであろうさまざまな問題についても、「自分でなんとかしなくちゃ」という考えることが、自他ともに常識になってしまう、そんな時代になってきています。
だからこそ、自分の人生についてきちんとデザインしておくべき、と言えるはずです。
3)自立した人生を送るため
最後に、「自立」という観点からみてみます。
自立とは、「自分のことを自分でできる」というような意味です。
この「自立」についてよく考えてみると、それは同時に「他人のこと、つまり自分とは違う考えかたも、それはそれとして理解する」ということにもつながってきます。
さらには「自分のことを、他人にも理解してもらう」ということにもつながっていきます。
依存より自立のほうが豊かな人生を送れる
依存するよりも自立した人生を送れるようになったほうが、その豊かさや充実度は高まります。
そのためには、漫然と生きていくだけではなく、自分がどんな生活を送っていきたいのか? ということを考えていかなくてはなりません。
これは、現在だけではなく、20年後、30年後も含めて考える必要があります。

ライフデザインのための3つのポイント
ライフデザインの必要性について理解できたところで、ただしいライフデザインのための3つのポイントを紹介します。
倫理と家庭科で、基礎的な知識を得よう
個人的な考えでは、ライフデザインの基礎となるのは「倫理と家庭科」だと考えています。
倫理とは
倫理というのは、簡単にいえば「人生をよりよく生きるとは、どういうことだろうか?」というようなことについて学ぶ教科です。
家庭科とは
家庭科というのは、普段の生活を生きていくために必要な知識を教えてくれます。
倫理と家庭科で、人が生きていくうえで必要な知識を得ることができます。

新聞や本を読んで長期的な視点を持とう
ライフデザインでは、「いまやりたいこと」だけではなくて、将来のことも考えていきます。
そうすると、「いまの時代、これからの時代ってどうなるんだろう?」とか、「これから社会はどうなっていくのかな?」みたいな素朴な疑問が浮かんできます。
社会の変化があなたのライフデザインに与える影響
例えば 2020年5月29日に、第四次少子化社会対策大綱が決定されました。
これによって、児童手当を含む保障の拡充が検討されています。
子育て世帯や、将来、子育てを考えている若い人たちにとっては、ライフデザインが変わってくる可能性もあります。
現在のあなたの考えで「子どもは無理」と考えていたとします。
しかし長期的な視点で考えることができるようになると、また違った視点で見つめることができるようになります。
そのためには新聞や本を読んで、長期的な視点を持つように心がけるとよいでしょう。

自分の現在地を知ろう
ライフデザインというものを、山登りに例えてみます。
1) ライフデザインのために必要な知識をゲットする
1番の「倫理と家庭科で基礎的な知識を得よう」というのは、山登りに必要な基礎知識を得ることに相当します。
2) あなたの人生の地図を手に入れる
2番の「新聞や本を読んで長期的な視点を持とう」というのは、先のことを見るということですから、山頂までの地図を手に入れるような感じです。
3) あなたの現在地を知る
最後に必要になるのは、「自分の現在地を知る」ことです。
あなたの現在地が分からないと、地図を手に入れても意味がないからです。
このブログでおすすめしている方法は、「あなたが現在、取り組んでいるすべてのこと」を客観的に見つめることです。
ライフデザインのためにまずは何からはじめればいい?
具体的に取り組んでみたいという場合は、自己認識について学び、下記の診断テストをしてみることをおすすめします。
なぜ、自己認識について学ぶ必要があるかというと、人生を生きるのは自分自身だからです。
プレイヤーであるあなた自身のことを客観的に理解することで、よりよいライフデザインの可能性が高まるといえるでしょう。
ライフデザインに関する知識をより深めたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

まとめ:ライフデザインとは
まとめてみましょう。
ライフデザインとは?
- ライフデザインとは、あなたが幸せで充実した人生を送るために、どんなライフスタイルを送りたいのか? について考えること
ライフデザインの効果
- 人生における問題解決や、目標達成をしやすくなる
- 自己責任の時代を生き抜くことができる
- 自立した人生を送ることができる
ライフデザインをするためには
- 倫理と家庭科で、基礎的な知識を得ること
- 新聞や本を読んで長期的な視点を持つこと
- 自分の現在地を知ること
この3つが大切です。
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