「自分の人生を変えたい」と思ったことはありますか?

アマゾン によれば、「人生を変える方法」は2,000個以上もあるそうです。

しかし、ただ単に人生を変えるだけではなく、どういう風に人生を変えたいのか? と考えてみることも大切。

そこでこの記事では、「人生を変える」とは、そもそもどういうことなのか? わかりやすくお伝えします。

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最初に安心していただきたいのは、人生を変える方法は 2,000個以上もある、ということです。

ですからどんな方法でも、きっとあなたの人生を変えることができるはず。

試しにアマゾンで、「人生を変える」というキーワードで本を検索してみましょう。

アマゾンで「人生を変える」を検索した結果

2,000を超える結果が表示されます。(2019年11月26日現在)

  • 記録で人生を変える
  • 筋トレで人生を変える
  • サウナで人生を変える
  • ノート術で人生を変える

……などなど。

実にさまざまな方法があります。しかし、ということは、「人生を変える」ことだけを考えるならば、もはやどんなことでもよいのでは?

記録・筋トレ・サウナ・ノート術で人生を変えることができるならば、恋愛・ギター・読書・通勤・テニスで人生を変えることができても、おかしくはない。

ということで、先に結論のひとつをお伝えしてします。

  • 人生を変えるには、自分が好きな遊びを続けていくこと

これが、あなたの人生を変えるための一番シンプルな方法です。

では、なぜそう言えるのでしょうか?

人生を変える一番シンプルな方法のイメージ

人生を変える一番シンプルな方法

実は、人間にとって「遊び」は大切な要素なのです。

「ホモ・ルーデンス(Homo Ludens)」について考えてみましょう。

これは「遊ぶ人」という意味があります。

ヨハン・ホイジンガという昔のオランダの学者さんが考えました。

ホイジンガの主張をごく簡単にまとめるならば、「遊びこそが人間活動の本質である」となるでしょうか。

そして、遊びこそが人間の本質であるならば、その本質にアプローチすれば、その人の人生を変えることもできるはず。

だからこそ、

  • 人生を変えるには、自分が好きな遊びを続けていくこと

が大切になるのです。

これこそが、人生を変える一番シンプルな方法でしょう。

例えば、ホイジンガによる日本語の考察について見てみましょう。

日本の生活理想のたぐいまれな真面目さは、実は、いっさいが遊びにすぎないという仮構を裏返した仮面の姿である。ちょうどキリスト教中世の騎士道に似て、日本の武士道はまさしく遊びの世界の中に滑り込み、遊びの形式で行われる。日本語はこの発想を「遊ばせ主義」、つまり身分の高い人に使う雅びな敬語の中に残している。身分の高い人はやることなすことすべてを、まるで遊ぶように楽々とやってのけると考えられるのだ。「あなたは東京に着く」を敬語で言えば、文字どおりに「あなた様は東京にお着き遊ばされます」となる。

ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

たしかに日本人は、真面目すぎるかもしれません。

しかしそれが、「いっさいが遊びにすぎない」ことの裏返しであるというのは、ちょっと面白いですよね。

……というわけで、好きなことを楽しみながら続けていけば、どんなことでも、人生を変えるきっかけになるはずです。

サッカーでも、整理整頓でも、読書でも芸術でも。

どう生きるか、についても考えてみよう

しかしここで、「どういうふうに変えたいのか?」についても考えてみましょう。

つまり、人生を変える手段や方法ではなくて、そもそもなんで人生を変えたいのか? という、人生を変える目的や理由のことです。

なぜならば、単に「人生を変える」だけだと、どんな風に変わるのかが、自分でもよくわからないですよね。

  • あなたはどういうふうに人生を変えたいのか?

このように考えたほうが、人生を変えるプロセスを、より楽しむことができるでしょう。

実はこのような、目的をもって人生を変えていく作業のことを「ライフデザイン(人生設計)」といいます。

そしてそのためには、知っておくと便利な知識があります。

それは、

  • 人生について
  • 自分について

です。

目的をもって人生を変えたいのであれば、その対象である人生と自分について、知っておいて損はありません。

人生と生活は違うイメージ

人生と生活には違う視点が必要

まず、人生とはなにか。

遠藤周作は、「人生と生活は違う」と述べています。

 生活というのはわれわれの日常の大半を占めているけれども、毎日の生活のなかで、普通の人はあまり人生というものを考えたりする暇がない。(中略)

 また人生とは何かということを考えてすぐ回答が得られるわけではなない。だから、われわれは人生とは何か、人生の意味について思うことを、毎日毎日先に延ばして、いつか年をとったとき、改めて考えようという気持ちになっているのが、大多数の人じゃないかと思う。

自分づくり―それぞれの“私”にある16の方法

人生と生活が違うというのは、それぞれがまったく別のものである、ということではありません。

人生を見つめる目と、生活を見つめる目。

このふたつの視点をもちましょう、というような意味です。

人生について考えるとき

では、どんなときに、人生について考えるようになるのか?

 そんな区別などしなくてもいいじゃないか、と思う人もいるかもしれない。そういう人のために、一つの例をあげてみましょう。

 ここに一人の娘がいる、彼女はある男性を愛してしまう。が、その男はやがて大病を患い、あと五、六年の寿命しかないと診断されていたとする。あえて、その男と結婚すれば不幸になる、と周りの人に彼女はいわれるでしょう。

「あの男性と結婚したいというあなたの気持ちはわかるけど、彼と一緒になれば、あなたは妻としてではなく、看護人として生きていかなければならない」

と忠告されるかもしれない。そのとき彼女は、彼を選ぶか、それとも、いわゆる世間的な幸せを選ぶか、という岐路に立たされるだろう。実はこの状況というのは、彼女にとっては、人生を選ぶか、あるいは生活を選ぶかということなんです。

自分づくり―それぞれの“私”にある16の方法

この例はとてもわかりやすく書いてあります。

しかし実は、結婚相手がやがて大病を患うということは、一般的な結婚生活においても、いつかはあり得る話です。

つまり結婚をすれば、多かれ少なかれ、生活だけではなく、人生もともにすることになる。

そしてそれは、結婚生活の状況や環境の変化によって、ふとした瞬間に顔をあらわすもの、といえるでしょう。

もちろんこれは例え話で、結婚に限るものではありません。

誰にでも、人間生活の奥には人生がある、といえるでしょう。

「人生」の意味とは

それではそもそも「人生」とはどういう意味か?

ちょっと辞典で調べてみましょう。

岩波 国語辞典によれば、

人がこの世に生きて行くということ。人間の生活

とあります。

これを言いかえるならば、

  • 自分がこの世に生きて行くということ。自分の生活

となります。

つまり、自分がこの世に生きて行くということ、そして自分自身の生活について。

このことについて考えていくことこそが、人生だといえるのかもしれません。

では、人生を生きる「自分」とはなにか?

自分とはなにか のイメージ

自分とは

自分とはなにか。

これは難しい問題のように感じます。

例えばフロムは、

自分自身でないことほど恥ずべきことはなく、自分自身でものを考え、感じ、話すことほど、誇りと幸福をあたえるものはない

もういちど読む山川倫理

と述べています。

つまり、自分とは、「自分である」とか「自分ではない」といったことが大切、ということ。

これは私個人の考えになりますが、自分というのは、ギターの演奏とかサッカーのプレイのようなもの、ということができます。

今日はうまく演奏できた、とか、うまくプレイできた、といった感覚的なもの、といえばよいでしょうか。

ちなみに先ほど述べた「遊び」はこのような感覚を養ってくれます。

遊び(好きなこと)を続けることによって人生が変わるというのは、それによって、「自分である」という感覚が鋭くなるからかもしれません。

では、自分を知るためには、どんな方法があるでしょうか?

自分を知るための「自己認識」とは?

自分を知るために役立つのは、「自己認識(セルフ・アウェアネス)」の力です。

自己認識とは、自分の感情、長所、短所、欲求、衝動を深く理解することである。自己認識能力が高い人は、必要以上に深刻になることもなければ、楽観的になりすぎることもない。

セルフ・アウェアネス(ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

ちょっと難しく感じる場合は、ごく簡単に「自分を見つめること」と考えてください。

自分を見つめるためには、自分と向き合うことが必要になります。

ですから結局は、

  • 自分と向き合う時間をつくること

これが大切になってきます。

自分と向き合う方法

では、自分と向き合うにはどうしたらいいか?

自分と向き合うには、次のような方法が効果的です。

  • 瞑想
  • ジャーナリング(メンタルモデル)
  • 性格診断・強み診断(など)
  • 他者からのフィードバック

ひとつずつ、概要を紹介していきましょう。

瞑想(マインドフルネス瞑想)

瞑想については、最近では「マインドフルネス瞑想」や「マインドフルネス」というキーワードのほうが有名かもしれません。マインドフルネスは、自己認識力を高めるために効果的な方法である、と言われています。

ジャーナリング

ジャーナリングとは、「書く瞑想」とも言われています。自分が感じていることや考えていることについて書きだしていく方法です。これには例えば「あなたの長所と短所を書きだしてみましょう」といった質問形式のものもあれば、メンタルモデルと呼ばれる、「もし……したら」という仮定の質問に対して、理由も含めて答える方法もあります。

メンタルモデルの例

もし余命があと一年しかないとしたら、どのように過ごしたいですか? その答えから、自分が好きなことや情熱を捧げることについて、どんなことがわかるでしょうか?

セルフ・アウェアネス(ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)を参考に作成

なお、このサイトで紹介している「頭とこころの整理法」も、ジャーナリングの一種と呼ぶことができるでしょう。

性格診断・強み診断など

例えば就職活動の前には、性格診断・強み診断・適職診断などの自己分析を行うことが多いと思います。これらも自分と向き合う方法のひとつといえるでしょう。

他者からのフィードバック

最後に、特に強く紹介したいのが、この「他者からのフィードバック」です。

これはどういうことか?

まず、そもそも自己認識には二種類あるといわれています。

それは、

  • 内面的自己認識
  • 外面的自己認識

のふたつです。

ごく簡単に説明すれば、

  • 内面的自己認識とは、自分で自分をどうとらえているか?
  • 外面的自己認識とは、他者が自分をどうとらえているか?

ということになります。

そして大切なことは、内面的自己認識と外面的自己認識のバランスがとれていること。

例えば、「俺ってすごいんだぜ!」と自分だけで思っていても、周りからは「大したことないヤツ……」と思われていたら、ちょっと問題アリだよね、、そんなニュアンスです。

そしていま紹介した、「瞑想・ジャーナリング・性格診断や強み診断」といった方法は、基本的に内面的自己認識に関するものです。

だからこそ、この「他者からのフィードバック」が大切になってくる、といえるでしょう。

ここで、ダンテの研究で有名な藤谷道夫先生の言葉(神曲の解説)を紹介したいです。

 人は自分でないものと対峙することによってしか、自己を知り、自己を確立することができない。社会にこれだけ多くの悪が蔓延し、神がこの世を薔薇色の世界に染め上げなかったのは、その逆の価値を体験させるためである。

神曲 地獄篇: 第1歌~第17歌 (須賀敦子の本棚 1)

外面的自己認識における他者からのフィードバックというものは、この引用に比べれば、もう少し、より直接的なものになるのかもしれません。

しかしこの文章、私はとても好きなので、紹介させてもらいました。

「人生を変える」とはどういうことか?のイメージ

まとめ「人生を変える」とは

  • 人生を変えたいのならば、自分が好きな遊びを続けていくこと。

これが人生を変える一番シンプルな方法だといえるでしょう。

しかし、目的をもって人生を変えたいのであれば、そもそもの人生について、そして自分について知っておくと便利。

今回はごく基本的な内容として

  • 人生には、生活的な視点と人生的な視点があること
  • 自分は生活を含む人生をどう生きるか? と考えていくこと

これが、人として人生を生きるプロセスであると言えそうです。

そして、人生を生きる自分について。

  • 自分とは、自分で「ある」というような感覚的なものであり、これを養うには自己認識を活用するとよい

このような目的をもって人生を変えるという行為は、実は、ライフデザイン(人生設計)とも呼ばれています。

このブログでは、あなたがより充実した人生を送れるように、引き続き、ライフデザインについての有益な情報をわかりやすくお伝えしていきます。

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