自分の人生を変えたい、と思ったことはありますか?

もしかしたらあなたは、「変えたいけれど、なかなか変えられない」と悩んでいるかもしれません。

実はアマゾン によれば、「人生を変える方法」は2,000個以上もあるそうです。

そこでこの記事では、この2,000個以上もある「人生を変える方法」を思い切ってひとつにまとめ、もっともシンプルかつ効果的な方法を導きだしてみたいと思います。

アマゾンで 2,000個以上もある「人生を変える方法」をひとつにまとめてみる

最初に安心していただきたいのは、人生を変える方法は 2,000個以上もある、ということです。

ですからどんな方法でも、あなたの人生を変えることができるはず。

試しにアマゾンで、「人生を変える」というキーワードで本を検索してみましょう。

アマゾンで「人生を変える」を検索した結果

2,000を超える結果が表示されます。(2019年12月13日現在)

  • 記録で人生を変える
  • 筋トレで人生を変える
  • サウナで人生を変える
  • ノート術で人生を変える

……などなど。

実にさまざまな方法があります。

しかし……

ということは、「人生を変える」ことだけを考えるならば、もはやどんなことでもよいのでは?

記録・筋トレ・サウナ・ノート術で人生を変えることができるならば、恋愛・ギター・読書・通勤で人生を変えることができても、おかしくはない。

そう感じてしまった人。

私の他にもいますか?

ということで、これら2,000個を超える「人生を変える方法」を思い切ってまとめてしまいましょう。

  • 人生を変えるには、自分が好きな遊びを続けていくこと

これだけです。

これが、あなたの人生を変えるためのもっともシンプルな方法です。

では、なぜそういえるのでしょう?

人生を変える一番シンプルな方法のイメージ

人生を変えるには、人間の本質である「遊び」にアプローチすればよい

実は、人間にとって「遊び」は大切な要素なのです。

「ホモ・ルーデンス(Homo Ludens)」について考えてみます。

これは「遊ぶ人」という意味がありまして、ヨハン・ホイジンガという昔のオランダの学者さんが考えました。

ホイジンガの主張をとても簡単にまとめてしまいましょう。

  • 「遊びこそが人間活動の本質である」

これです。

そして、遊びこそが人間の本質であるならば、その本質にアプローチすればいい。

そうすれば、その人生も、本質から変わっていくはず。

というわけで、

  • 人生を変えるには、自分が好きな遊びを続けていくこと

これだけで大丈夫、ということになるのです。

意外に思われるかもしれません。

しかし人生を変えるには、遊ばないといけない。

例えば、ホイジンガによる日本語の考察についてみてみましょう。

日本の生活理想のたぐいまれな真面目さは、実は、いっさいが遊びにすぎないという仮構を裏返した仮面の姿である。ちょうどキリスト教中世の騎士道に似て、日本の武士道はまさしく遊びの世界の中に滑り込み、遊びの形式で行われる。日本語はこの発想を「遊ばせ主義」、つまり身分の高い人に使う雅びな敬語の中に残している。身分の高い人はやることなすことすべてを、まるで遊ぶように楽々とやってのけると考えられるのだ。「あなたは東京に着く」を敬語で言えば、文字どおりに「あなた様は東京にお着き遊ばされます」となる。

ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

これは要するに、

「日本人って真面目そうにみえるけど、実はそれさえも『遊び』だったとしたらどうする? だって日本人って、『〜〜遊ばせ』とかっていうじゃん!」

ということ。

まあ、我ながらちょっと強引な気がしないでもないですが、とりあえず、楽しみながら遊びを続けてみましょう。

そうすれば、どんなことでも、あなたの人生を変えるきっかけにはなるはずです。

人生と生活は違うイメージ

人生を望む方向へ変えるために知っておくべき2つの知識

しかしここで、「どういうふうに変えたいのか?」について気になるかもしれません。

いや、気になってほしい。

つまり、人生をあなたの望んでいる方向へ変える方法についてです。

だって、単に「人生を変える」だけだと、どんな風に変わっちゃうのかよくわからないですよね。

  • あなたはどういうふうに人生を変えたいのか?

これが大切じゃないですか?

実はこのような、目的をもって人生を変えようとしていく作業のことを「ライフデザイン」といいます。

そしてそのためには、知っておくと便利な知識があります。

それは、

  • 人生について
  • 自分について

です。

ダイエットと同じです。

  • 人生について=理想の体重
  • 自分について=現在の体重

こう考えると、わかりやすいでしょうか?

というわけでまず、「人生について」みていきましょう。

1:人生について

遠藤周作という素晴らしい小説家がいらっしゃるのですが、彼は、「人生と生活は違う」といっています。

 生活というのはわれわれの日常の大半を占めているけれども、毎日の生活のなかで、普通の人はあまり人生というものを考えたりする暇がない。(中略)

 また人生とは何かということを考えてすぐ回答が得られるわけではなない。だから、われわれは人生とは何か、人生の意味について思うことを、毎日毎日先に延ばして、いつか年をとったとき、改めて考えようという気持ちになっているのが、大多数の人じゃないかと思う。

自分づくり―それぞれの“私”にある16の方法

人生には、人生的な視点と生活的な視点がある

人生と生活が違うというのは、それぞれがまったく別のものである、ということではありません。

だって生きているのはひとりの人間のはずですから。

同じものでも、違った視点からみるとよいですよ、というように考えてください。

では、どんなときに、人生について考えるようになるのか?

 そんな区別などしなくてもいいじゃないか、と思う人もいるかもしれない。そういう人のために、一つの例をあげてみましょう。

 ここに一人の娘がいる、彼女はある男性を愛してしまう。が、その男はやがて大病を患い、あと五、六年の寿命しかないと診断されていたとする。あえて、その男と結婚すれば不幸になる、と周りの人に彼女はいわれるでしょう。

「あの男性と結婚したいというあなたの気持ちはわかるけど、彼と一緒になれば、あなたは妻としてではなく、看護人として生きていかなければならない」

と忠告されるかもしれない。そのとき彼女は、彼を選ぶか、それとも、いわゆる世間的な幸せを選ぶか、という岐路に立たされるだろう。実はこの状況というのは、彼女にとっては、人生を選ぶか、あるいは生活を選ぶかということなんです。

自分づくり―それぞれの“私”にある16の方法

この例はとてもわかりやすいですね。

しかし実は、結婚相手がやがて大病を患うということは、一般的な結婚生活においても、いつかはあり得る話です。

つまり結婚をすれば、多かれ少なかれ、生活だけではなく、人生も共に歩むことになる。

そしてそれは、結婚生活の状況や環境の変化によって、ふとした瞬間に顔をあらわすもの、といえるでしょう。

もちろんこれは例え話です。

結婚だけではなく、いろんな状況があるはずで、ということはつまり、誰にだって、人間生活の奥には人生があります。

「人生について」のまとめ

ひとことでいえば、人生と生活のバランスを考えよう、ということ。

生活のことばっかり考えていてもつまらないし、人生のことばっかり考えていても、現実味がない。

これらはコインの裏表みたいなものなんだから、例えば「理想の生活」、「理想の人生」みたいな感じで考えてみるのもよいかもしれない。

では、人生を生きる「自分」とはなにか?

2:自分について

自分ってなに?

これは難しい問題ですよね。

例えばフロムという人は、

自分自身でないことほど恥ずべきことはなく、自分自身でものを考え、感じ、話すことほど、誇りと幸福をあたえるものはない

もういちど読む山川倫理

といっています。

つまり自分とは、「自分である」か「ない」かが大切らしい。

ちなみに私個人の感覚としては、自分というのは、ギターの演奏のような感じです。

うまく演奏できるときもあれば、そうでないときもある。

自分らしくいれるときもあれば、そうでないときもある。

では、自分らしくあるために、そんな自分を知るためには、どうしたらよいでしょうか?

実は自分を知るということは、ちょっと難しい言葉で「自己認識」なんて呼ばれているんです。

「自己認識」とは、自分自身を見つめ、向き合うこと

「自己認識(セルフ・アウェアネス)」について、ちょっと引用して紹介します。

自己認識とは、自分の感情、長所、短所、欲求、衝動を深く理解することである。自己認識能力が高い人は、必要以上に深刻になることもなければ、楽観的になりすぎることもない。

セルフ・アウェアネス(ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

難しいなと思ったら、ごく簡単に「自分を見つめること」とか「自分と向き合うこと」考えてみてください。

次に、自分と向き合う方法を4つ紹介します。

自分と向き合う方法

自分と向き合い、自己認識力を高めるには、次のような方法が効果的です。

  • 瞑想
  • ジャーナリング(メンタルモデル)
  • 性格診断・強み診断(など)
  • 他者からのフィードバック

今回はそれぞれの概要を紹介していきましょう。

瞑想(マインドフルネス瞑想)

瞑想については、最近では「マインドフルネス瞑想」や「マインドフルネス」というキーワードのほうが有名かもしれません。マインドフルネスは、自己認識力を高めるために効果的な方法である、と言われています。

ジャーナリング

ジャーナリングとは、「書く瞑想」とも言われています。自分が感じていることや考えていることについて書きだしていく方法です。これには例えば「あなたの長所と短所を書きだしてみましょう」といった質問形式のものもあれば、メンタルモデルと呼ばれる、「もし……したら」という仮定の質問に対して、理由も含めて答える方法もあります。

メンタルモデルの例

もし余命があと一年しかないとしたら、どのように過ごしたいですか? その答えから、自分が好きなことや情熱を捧げることについて、どんなことがわかるでしょうか?

セルフ・アウェアネス(ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)を参考に作成

なお、このサイトで紹介している「頭とこころの整理法」も、ジャーナリングの一種と呼ぶことができるでしょう。

性格診断・強み診断など

例えば就職活動の前には、性格診断・強み診断・適職診断などの自己分析を行うことが多いと思います。これらも自分と向き合う方法のひとつといえるでしょう。

他者からのフィードバック

最後に、特に強く紹介したいのが、この「他者からのフィードバック」です。

これはどういうことか?

まず、そもそも自己認識には二種類あるといわれています。

それは、

  • 内面的自己認識
  • 外面的自己認識

のふたつです。

ごく簡単に説明すれば、

  • 内面的自己認識とは、自分で自分をどうとらえているか?
  • 外面的自己認識とは、他者が自分をどうとらえているか?

ということ。

大切なことは、内面的自己認識と外面的自己認識のバランスがとれていることです。

例えば、「俺ってすごいんだぜ!」と自分だけで思っていても、まわりからは「大したことないヤツ……」と思われていたら、ちょっと問題アリだよね、、というような感じ。

そしていま紹介した最初の3つ、「瞑想・ジャーナリング・性格診断や強み診断」は、基本的に内面的自己認識に関するものです。

だからこそ、この「他者からのフィードバック」が大切になってくる、といえるでしょう。

ダンテの研究で有名な藤谷道夫先生の言葉(神曲の解説)を紹介します。

人は自分でないものと対峙することによってしか、自己を知り、自己を確立することができない。社会にこれだけ多くの悪が蔓延し、神がこの世を薔薇色の世界に染め上げなかったのは、その逆の価値を体験させるためである。

神曲 地獄篇: 第1歌~第17歌 (須賀敦子の本棚 1)

この文章、私はとても好きです。

「自分について」のまとめ

ちょっと難しくなっちゃってすみません。

ひとことでいえば、自分を見つめ、自分と向き合うことって大切だよね、でもそれだけじゃなくて、他者からのフィードバックをもらうことも大切だよね。

という感じです。

「人生を変える」とはどういうことか?のイメージ

まとめ:人生を変える方法2,000個をひとつにまとめるとどうなる?

最初に、「人生を変えたいのならば、自分が好きな遊びを続けていくこと」と言いました。

まあこれは「遊び」みたいなものです。

ですがそれでもたぶん、やってみればあなたの人生は変わると思います。

でも、どう変わるのかがよくわからない。

というわけで、あなたが望んでいる方向へ人生を変えたいと思うのであれば、そもそもその対象となる「人生」と、それを変えようとしている「自分」について知っておきましょうね、というのが今回、お伝えしたかったこと。

  • 人生には生活的な視点と人生的な視点がある
  • いつも生活のことばっかり考えていてもつまらないし、かといって人生のことばっかり考えていても、現実味がない。
  • 人生と生活、ふたつのバランスを考えてみよう。
  • そして私たちが自分らしく生きるためにも、自分を見つめなおし、自分と向き合う時間をつくってみよう。
  • それと、他人から見た自分はどんな感じ? について考えたり、フィードバックをもらったりするのも大事。

という感じになるでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました。

お読みいただきありがとうございました ^^)

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