HSP は結婚できるのか

HSP は、結婚できるのか?

できたとしても、幸せな結婚生活を送れるのだろうか?

気になるところですよね。

私は自分で、

「結婚は無理でしょ」

とあきらめていました。

神経質で細かいし、他人と暮らすのはお互い大変だろう、と。

しかし気づいたら(?)結婚してました。

相手はいわゆる「とてもおおざっぱな人」。

  • HSP 傾向のある私が、「とてもおおざっぱな人」と結婚して学んだことは?

という記事です。

タンポポの写真
Photo by Dawid Zawiła on Unsplash


はたして HSP は幸せな結婚生活を送ることができるのか?

私の奥さんは、「とてもおおざっぱな人」です。

  • 片づけができない
  • 遅刻が基本
  • 約束を忘れる
  • 聞いた話も忘れる
  • 他人の気持ちを想像するのが苦手

私は彼女のことは

  • とてもおおざっぱな人(Highly Ozappa Person:HOP)

と呼んでいます。 

HSP と HOP(本当はいません)の組みあわせって、どうなんでしょうか?

HSP は結婚できるのか?

HSP でも、もちろん結婚はできます。

HSP というのはそもそも

  • 神経質
  • 内向的(まれに外向的な人も)
  • 感情の反応性が高い

人のこと。

しかし、それがあなたの気質や特徴のすべてではないからです。

HSP は病気ではなく、性格的な特徴のひとつです。

ということは、

  • 「とてもおおざっぱな人って結婚できないですか?」

という質問と同じです。

とても繊細でも、とてもおおざっぱでも、結婚することはできます。

日常生活に支障があるくらいの HSP は「過敏症」かも?

ただし、もしもあなたが「あまりにも繊細すぎて日常生活に支障がある」と感じている場合は、HSP ではなく「過敏症」という症状の可能性があります。

専門家に相談することを考えてみるとよいかもしれません。

この場合の専門家とは、HSP の専門家ではなく、臨床心理やこころの専門家という意味です。

拡げた手の画像

結婚できても、幸せな結婚生活かどうかは別の話

HSP にせよ、反対の「とてもおおざっぱな人」にせよ、結婚はできます。

大切なのは、お互いに支え、支えあう健全な関係をつくりあげるということ。

これは、HSP 同士の結婚でも、おおざっぱ同士の結婚でも、普通の人同士の結婚でも同じです。

「私は HSP だからこうなの」

と決めつけるのではなく、お互いを理解して歩みよる工夫と努力を心がける。

「結婚はゴールではなくスタート」

こう考えてみるのもよいかも。

ふさわしい人と巡り会える可能性が高まると思います。

静かな湖面のイメージ
Photo by Harli Marten on Unsplash

HSP の結婚戦略

「自分は神経質すぎるので、結婚生活は難しいだろう」

私はこう考えていました。

自分で自分をみても、繊細で神経質。いわゆる「相手に気を遣わせるタイプ」です。

ですから、一緒に生活する相手に迷惑をかけたくなかったし、自分も辛くなるのがわかっていたんです。

でも。

もしかしたら、これ(=あきらめていたこと)がよかったのかもしれません。

というのも、本当にあきらめていたので、それ以外の生活を充実させる努力や工夫をしていたからです。

会社を辞めて起業してお店をだしたり、好きなことを追求したり。

自分なりに人生を楽しんではいました。

私の経験では、自分自身が充実しているほうが、よい出会いがあります。

HSP は、ひとりで過ごすことが得意な人が多いと思います。

この特長を活かしてみましょう。

自分の内面を充実させていくことを考え、そのために行動してみるのです。

個人的にはこれが、結婚への道を開くことになりました。

静かな部屋のイメージ
Photo by Vinicius Amano on Unsplash

恋愛傾向は「ひたすら真剣に」

HSP の恋愛傾向をひとことで表すと

  • ひたすら重たい

ということになるのではないでしょうか?

繊細で慎重だから、異性と気軽に遊んだり付きあったりするのは得意じゃないし、したくない。

そのかわり「この人だ!」と直感がささやくような相手を見つけたら、とことんのめり込む。

私も恋愛においては

  • 理想の相手が現れてくれるまで、ひたすら待つ

という作戦でいきました。

ここでいう理想というのは、私の重たさを受け止めてくれるような人、という意味です。

結果として恋愛経験は「遅くて少ない」という人生になりました。

HSP の恋愛のイメージ

結婚を決断した理由

では、結婚を決断した理由はなにか?

それは相手が、「とてもおおざっぱな人」だったからなんです。

おおざっぱすぎるので、私の繊細さや神経質さ、恋愛に対する重たさについてさえ、ほとんど気づきません。(気づいてくれません)

子ども時代から「神経質!」といわれ続けてきた私にとっては、新鮮な驚きでした。

「大変かもしれないけれど、これならなんとかなるんじゃないか」と考えたんです。

湖に浮かぶ島のイメージ
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小さなノートのイメージ
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HSP の結婚生活

結婚生活についても紹介します。

結婚生活って、生活面においては、労働を共有することでもありますよね。

労働というのは、一般的な労働(仕事)と、家事労働のことです。

社会面においては、さまざまな責任や負担を抱えるようになってきます。

これらについて、お互いにうまく、折り合いをつけていかなくてはいけません。

具体的には、次のような感じです。

日常生活(家事の分担など)

キッチンのイメージ

まずは家事の分担です。

HSP は、家事が得意です。

というのも

  • モノの配置がちょっと変わっただけでもすぐに気づくし
  • ちょっとした汚れも気になるのですぐ掃除するし
  • 電気やエアコンの付けっぱなしもすぐ気づく

などなどの「家事センサー」が勝手に発動してしまうからです。

というわけで、料理をつくる以外の家事や掃除については、基本は私がすべて担当。

最近は奥さんも慣れてきたせいか、分担できるようになってきました。

相手との距離感

相手との距離感のイメージ

HSP にとっては、ここが結構、難しいところです。

  • HSP の場合、例え夫婦でも、距離感が近すぎると負担を感じてしまうことがある

ひとりの時間を確保するように心がけましょう。

ちなみに我が家の場合は、私がフラッといなくなっても奥さんはそれに気づきません。

私は比較的自由に「部屋こもり」できています。

気を遣いすぎてしまう

気を遣いすぎるイメージ

HSP は相手の顔色の変化に敏感です。

相手のちょっとした表情の違いから一瞬にしてさまざまなことを考えて、結果としていろいろ気を遣いすぎて、自分が疲れる。

よくありますよね。

気を遣ってあげることは、悪いことではありません。

ただし、

  1. 理由がネガティブなとき
  2. 必要以上に見返りを求めているとき

は、注意が必要です。

(1) 気遣いの理由がネガティブなとき

理由がネガティブというのは、「マイナス評価を埋めるための気遣い」という意味です。

「あれ、もしかして私、嫌われてる……?」みたいな感情から、過剰に気を遣いすぎてしまうなどのパターンですね。

(2) 必要以上に見返りを求めているとき

これは文字どおりなのですが、「私がこれだけ気を遣っているんだから、あなたもお返ししてよね!」という感じ。

夫婦ですから、多少は見返りを求めてもよいのかもしれません。

しかし厳密にやりすぎると、相手が疲れてしまう可能性が高いです。

実家・義実家との付きあい

家族づきあいのイメージ

HSP にとっては、ここも難しいところですよね。

特に義実家との付きあいにおいては、パートナーが味方になってくれるとは限りません。

育ってきた環境も違うので、話がまったく通じない可能性もあります。

こういう問題は、

  • 部外者に相談する

ことをあらかじめ考えておくとよいでしょう。

私も役所の相談員さんに話を聞いてもらったことがあります。

できるなら、夫婦ともに別々の方に相談する。

これができると、お互い客観的になれます。

この問題は、結論を急ぎすぎず、長期戦を覚悟することも大切です。

出産・子育て

出産・子育てのイメージ

出産や子育てについては、HSP であるかどうかに関係なく、夫婦の関係が難しくなる可能性があります。

子どもが生まれ、物理的にも精神的にもお互いの関係が変化してきます。

それによって、それまでは見えなかった夫婦間の問題が顕在化してくるからです。

泣き声や汚れ、部屋の散らかりは HSP には辛いかも

さらに HSP としては、

  • 子どもの泣き声が辛い
  • 部屋が常に汚れ、散らかっているので落ち着かない
  • ひとりになれる時間が圧倒的に減る

などが予想されます。

子どもの微妙な変化に気づくのは、HSP の能力

HSP は子どもの微妙な変化によく気付きますが、そうでない人はまったく気づきません。

このような HSP の情報収集力は、一種の特殊能力だと考えましょう。

パートナーに対して「なんで気付かないの?」、「もっと子どものことをよくみてあげてよ!」と問い詰めるのは、相手にとっては酷な場合がありますので、気をつけましょう。

相手にはそれに気づく能力がないのです。

出産と育児を通して、お互いの絆を深める

見方を変えることができれば、出産と子育ては、自分を知り、子どもとともに成長するためのよいチャンスです。

自分を深く理解することで、相手のことも理解できるようになり、お互いの理解が深まるからです。

また、子どもの振る舞いをとおして相手を見ることも、お互いの理解につながります。

例えば、あなたの子どもが、あなたと同じように HSP 的な気質を備えていたとします。

そんなときは、自分の繊細さや神経質さを客観的に見つめ、そこから気づきを得るチャンスでもあるのです。

HSP 的傾向への理解と、お互いの理解

お互いの理解のイメージ

HSP にとっての結婚生活を充実させるには、どうしたらよいでしょうか?

「自分には HSP という神経質で繊細な特徴がある」ということを伝え、理解してもらうのは大切です。

ただし一方的なものではなく、相手のことも理解する姿勢が必要です。

お互いに、理解しあい、支えあうというスタンスですね。

例えば相手が、

  • 「私はとてもおおざっぱな人間なので、片づけや掃除が苦手です」

というのと、HSP が

  • 「私は神経質で繊細な人間なので、散らかりや汚れが苦手です」

というのは、ある意味では同じです。

であるならば、お互いに工夫しあってうまくやっていくことが大切ですよね?

私もかなり苦労したのですが、

  • 「自分を理解してほしい」という考えかたから「お互いに理解しよう」という考えかたにシフト

することによって、さまざまな問題を乗り越えることができるようになりました。

湖面と道のイメージ

まとめ:HSP が「とてもおおざっぱな女性」と結婚して学んだ大切なこと

  • 結婚生活におけるHSP ならではの苦労

これは、確かにあります

ちょっと恥ずかしいのですが、私は結婚当初、

「自分は繊細だし神経質なんだから、もっと気を遣ってくれよ」

と考えているところがありました。

しかし HSP というのは、単なる性格の特徴にすぎません。

奥さんのことをみて、「なんておおざっぱ人なんだろう」と感じていましたが、

  • とてもおおざっぱな人=HOP

という概念を思いついてからは、「なんだ、お互いさまじゃないか」と考えられるようになりました。

具体的な HSP の対策については、下記の記事を参考になるかもしれません。