「あの人のことをもっと深く知りたい」

HSP 傾向のある人は、激しい恋愛に落ちやすく、また依存症的でもある、といわれています。

繊細だからこそ、異性と軽く付きあうことができないことが、その原因のひとつかも。

あなたはどうですか?

「特定の相手」に深く肩入れしすぎてしまい、相手に振りまわされてしまうことはありませんか。

あるとき私は、気づいてしまったのです。

相手が振り回そうとしているのではなく、自分が勝手に振り回されているだけなんじゃないか?

と。

HSP としての共感能力・情報吸収力の高さから、相手の気持ちを先まわりして行動してしまい、その繊細さから、勝手に振りまわされてしまっていることもあるのです。

自分でもそれがわかっているだけに、HSP は恋愛に対して不安を抱きやすい傾向にあります。

では、どうすればよいでしょうか?

この記事では、HSP が恋愛に対する不安を和らげる方法をわかりやすくお伝えし、さらに HSP の特徴を恋愛に活用していく方法もお伝えします。

HSP の恋愛傾向と周囲の恋愛傾向の違いを知ろう

まず最初に結論からお伝えしておきますと

  • 不安というものは、知らないからこそ不安になる
  • 恋愛では特に、その傾向が強くなる

恋愛において、相手の気持ちを知ることは簡単ではありません。

自分の気持ちさえ、実はよくわかっていなかった、ということもありますよね。

  • 相手の気持ちがわからないから、不安になる
  • 確かめたいからこそ、のめり込んでしまう

この「知らない・わからない」という状態をできるだけ解消していくことにより、恋愛に対する不安を和らげていくことができます。

HSP 傾向のある自分と、そうではない周囲の人との恋愛観の違いを知る

HSP は、もしかしたら他人よりも「ちょっと重たい」恋愛観を持っているかもしれません。

HSP は繊細かつ神経質で、あれこれと考えすぎてしまうところがありますし、その人間関係は「狭く、深く」が基本。

これは恋愛についても同様なので、HSP は特定の相手に対して、ときに激しく、また場合によっては依存症的になってしまうことがあるのです。

そこでまずは、

  • HSP の自分とそうでない周囲の人との恋愛観の違い

を知ることからはじめてみましょう。

実は私は、この「自分と周囲のズレ」をなかなか認めることができませんでした。

なんとなく理解はしているんだけど、自分で自分を認めたくない、という時期が長くあったんです。

ちなみに「認める」というのは、「受け容れる」というような意味で、「そういう自分を許して、受けいれてあげる」というような意味です。

私は男性なので、自分が繊細だったり神経質だったりするということを、どこかで認めたくなかったのかもしれません。

しかしこれができるようになってからは、結構、楽になりました。

HSP は全体としては少数派で、そのため周囲から理解を得られにくかったり、苦労することがあります。

だからこそ、自分を認める(受け容れる)ことによって、恋愛の不安に対処する方法も見えてくるはずです。

くつろいでいるカップルのイメージ

HSP が抱きやすい不安や重たさを「受け流してくれる」相手を見つけよう

もしかしたらあなたも、「HSP」という言葉は知らなかったものの、「どうも自分の恋愛観は重たすぎるのかも?」と感じることがあるかもしれません。

そんなときは、どうしたらよいでしょうか?

理想は、HSP としてのあなたの特徴を、強みとして活かした恋愛をできるようにする、ということです。

ちょっと恥ずかしい私の学生時代の話・・・

例えば私の場合ですが、あえて、「本当に真剣な恋愛しかしない」と心に決めました。

これははっきりいって「重たい」のですが、あえての「重さ」でもあります。

つまりこの重たさを、受け止めてくれるのではなく、受け流してくれる人を探していたのです。

はじめて異性と付きあったのは、20歳を数年すぎてからのことでしたが、私の、恋愛における重たさ、激しさを、よい意味で受け流してくれる相手というのは、とても貴重な存在でした。

「そうか、こんな気楽に付きあっても大丈夫なんだ」

と目からうろこが落ちたのを、いまでも覚えています。

難しいかもしれませんが、相手に振りまわされやすい HSP だからこそ、自分なりの方針を決めておけるとよいと思います。

  • ただし、「自分なりの方針」を決めること自体が難しい場合は、下の「3つの方法」を参考にしてからにしてください。

不安とは、知らないことからはじまる

もちろん、理想的な異性は、思うようには現れてはくれないもの。

私もその間は、やっぱり不安な気持ちがありました。

「自分のような人間と付きあってくれる異性はいるのだろうか?」

「相手は自分のことをどんな風に想ってくれているのだろうか?」

HSP は、よくも悪くも考えすぎる特徴があります。

しかし相手ありきの恋愛では、考えても答えはでません。

そんなときに役立つ方法を、次に紹介します。

リフレッシュしている女性のイメージ

HSP が不安を和らげ理想的な恋愛をするための3つの方法

知らないからこそ、不安になる。

恋愛においては、特にそう。

しかし相手の気持ちはわからないし、自分の気持ちだって、よくわからない。

では、どうしたらよいか?

1. お手本となる恋愛論を見つけて、自分なりの恋愛感を育もう

そこで私がよくやったのが、「恋愛に関する本を読む」ということでした。

恋愛論

特に遠藤周作の「愛情セミナー」については、何度も読み返しました。

「一人の女性を愛し続けることこそが、恋愛である」

こんなテーマで、ユーモラスな文体で書かれているこの本は、若かりし頃の私にとっては、まさにバイブルとなる一冊でした。

恋愛小説

本のイメージ

「小説を読むことは代理体験になる」などといわれます。

確かに私たちの恋愛というのは、ひとつひとつのストーリーは違っているように見えます。

しかしその奥にあるパターンは、結構、似ていたりもするんですよね。

恋愛論に関する本を読むことは、あなたの恋愛に関する知識を増やしてくれます。

そして、よい恋愛小説を読むことは、恋愛に関する代理的な体験を積むことができます。

効果を実感するにはたくさん読む必要がありますが、これによって、恋愛に対する不安を和らげることができるはずです。

2. 自分と相手を客観的に見つめるようにしよう

恋愛とは、「私」と「あなた」で行うものです。

ですから、その「私」と「あなた」について知っておくことが大切になります。

私はどういう人間なのか? 

これがわかってくれば、不安に対処する方法も見つけやすくなるでしょう。

相手がどういう人間なのか?

これがわかってくれば、必要以上に振りまわされることも少なくなるでしょう。

あなたの繊細さ(HSP 傾向)を診断してみよう

一般的に繊細な人(HSP)というのは、内向的で、神経質傾向が高い人が多いと言われています。

自分を客観的に見つめるためのひとつの方法として、HSP 傾向を診断してみましょう。

提唱者であるアーロン博士のサイトで簡単な診断ができます。

また自分だけでなく、相手を理解しようとしてみることも大切です。

あなたと似たような傾向があるのか、その逆なのか?

まずは自分を手がかりにして、相手との違いを把握するようにしてみましょう。

お互いの「恋愛のかたち」について考えてみよう

恋愛にはさまざまなかたち・スタイルがあると言われています。

この愛のかたちについて「恋ごころの科学」を参考にして紹介します。

リーという心理学者が考えた「ラブスタイルによる分類」というものです。

リーのラブスタイル類型論

  • ルダス型:恋愛をゲームとして捉え、楽しむことを大切にする
  • プラグマ型:恋愛を地位の上昇などの恋愛以外の目的を達成するための手段として考える
  • ストーゲイ型:おだやかな、友情的な恋愛
  • アガペ型:相手の利益だけを考え、相手のために自分自身を犠牲にすることもいとわない恋愛
  • エロス型:恋人の外見に強烈な反応を起こす恋愛
  • マニア型:激しい感情を持つ恋愛。独占欲が強く、嫉妬深く、熱中し、愛されていることを繰り返し確かめたがる恋愛。

自分だけでなく、相手はどんなタイプなのか? について考えてみると、そこから見えてくることもあるはずです。

あなたはどんな人? 相手はどんな人? について意見を聞いてみよう

恋人のイメージ

自分を客観的に見つめるときに大切なのは、「私は周りからはどう見えているか?」ということです。

一般的に HSP は、周囲の状況を気にしすぎてしまうことがあります。

これは「いろいろなことに気づくことができる」と言いかえることもできるので、ある意味、長所でもあります。

しかし実はそれが、「ただしい認識に基づいて気にしているのかどうか?」つまり、その「気づき」って本当に正解なの?

ということについては、自分だけでは決められないことも、結構あるのです。

特に恋愛においてはその傾向が強くなります。

ですから、自分について、相手について、もしも周囲の意見を聞くことができるなら、ぜひ聞いてみることをおすすめします。

ただし、こと恋愛においては、適切な相談相手を見つけることは、そう簡単ではありません。

  • 相談相手は慎重に選ぶ
  • 心配であれば、専門家に相談する

これらのポイントを守るようにしましょう。

自分を客観的に見つめるスキルを身につけよう

ジャーナリングのイメージ

私が考案した頭とこころの整理法は、恋愛にも活用できます。

あなたが気になっていることを書きだして、それをグループに分けていく、というシンプルな方法ですが、ジャーナリング(書く瞑想)のような効果があります。

私は、不安や焦りとうまく付きあうために、この整理法を考案しました。

他に不安を和らげる方法としては、マインドフルネスも効果がありました。

頭とこころの整理法は、気になっていることをどんどん書きだしていく方法ですが、マインドフルネスは、いまこの瞬間に頭に浮かんでくる感情や考えを、あるがままに受けいれていくような方法です。

3. あなたの性格的な強みを活かすことを考えてみよう

HSP は少数派なので、一般社会で常識とされていることに、うまくなじめないことがあります。

しかしだからといって、HSP が、そうでない人たちにくらべて劣っているわけではありません。

HSP ならではの気質を長所としてとらえなおし、それを恋愛に活かすことができないか? についても考えてみましょう。

HSP の特徴を恋愛に活かすことを考えてみよう

花瓶の花のイメージ

例えば、HSP は一般的に誠実で、責任感があるといわれています。

また共感能力の高さから、気配りも上手なことが多い。

一度にたくさんの情報を吸収し、さらにそれらの繊細な違いについても敏感です。

そして吸収したたくさん情報を、ゆっくり、深く、さまざま角度から考えることが得意です。

このような HSP ならではの長所を、あなたの恋愛に活かすことができないか? 考えてみましょう。

心理学の「性格的な強みテスト」を試してみよう

またこちらの記事で紹介している「VIA 強みテスト」を試してみるのもおすすめです。

なぜならあなたの性格的な強みというのは、どんな場面でも活用できるからです。

しかも、私の経験上、性格的な強みというものは、使えば使うほど、人生が充実してきます。

テストを受けるのが面倒であれば、記事の下のほうにある「自己診断で強みを活かす方法」でも大丈夫です。

デスクのイメージ

まとめ(男性が HSP の場合の恋愛について)

さて最後に、例えば男性が HSP の場合は、どんな恋愛になるでしょうか?

私の場合は、ですが、どちらかというと、私が受け身になることが多いような気がします。

表現することが難しいのですが、なんとなく相手の意向?みたいなものを感じてしまって、それを叶えてあげたくなってしまうというか……。

たぶんそれも「やりすぎ」な部分はあると思うのですが、ついつい「やってしまう」自分がいます。

それと、私だけかもしれませんが、HSP の男性は、内面が刺激されると「怒り」という感情になって、自分自身がそれに振りまわされてしまうことが多いような気がします。

しかもそれによって、恋人を怖がらせてしまうこともある。

ですから私の場合は、刺激を感じたら、できるだけはやく静かな場所にいって、内面的なエネルギーが落ち着くように心がけています。

ここは工夫が必要な場面です。

また、不安感はどちらかというと強いほうで、よく「心配性だね」といわれます。

恋愛は、相手の気持ちがわからないからこそ不安になるわけですが、逆にいえば、まったく不安な気持ちがなくなってしまえば、恋愛感情は起こりにくいともいえます。

交際が順調に続けば、恋愛に関する不安は自然な形で減っていくはず。

もちろん、HSP 傾向の高い人は、それでも不安にとりつかれてしまうこともあるでしょう。

しかし HSPは、狭く深い人間関係を築くことが得意なので、決して、恋愛が苦手とか、恋愛ができないというわけではないと思います。

この記事が、よい関係を築くきっかけになれば幸いです。

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