頭とこころの整理法を活用して、あなたの性格的な強みを実生活に活かす方法を紹介します。
1. 性格的な強み(VIA 性格的な強み診断)とは?
まずは下記の記事を参考にして、あなたの性格的な強みを診断してみてください。
1-1. 性格的な強みを実生活に活かすには?
VIA の考案者のひとりであるマーティン・セリグマンによれば、強みとは自発的なものです。*1
簡単にいえば、自分で活かそうと思わなければ強みは発揮できない、という感じでしょうか。
例えば、仕事がつまらないとき。
自分の強みを仕事に活かす方法はないだろうか、と考えてみる。
そんな作業が必要になってきます。
1-2. どんな場面で性格的な強みを活かすことができるのか?
では、あなたの性格的な強みは、実際にどんな場面で活用することができるでしょうか?
実は、どんな場面でも活用できます。
VIA で診断できる性格的な強みは、あなたが困っているとき、悩んでいるときだけでなく、楽しいとき、目標を達成したいとき、その他、日常のあらゆる場面で活用することができる、と考えてください。
2. 性格的な強みを活かす具体的な行動を探ってみよう
あなたの日々の生活の中で、性格的な強みを活用するための具体的な行動を見つけてみましょう。
事例をあげて説明します。
例えば、あなたの「とっておきの強み(診断結果の第一位)」が「向学心」だったとします。
向学心というのは、簡単にいえば、新しいことを学ぶのが好きで、学ぶことを楽しめるという強みのことです。
2-1. あなたの強みを活かすことができそうなことを書きだしてみる
この向学心を活かすことができそうなことを書きだしてみましょう。
なおツールは Evernote を使用しています。
- 図書館にでかけて自分の興味関心をひろげてみる
- カルチャーセンターなどで新しい習いごとに挑戦してみる
- 通信制の大学や講座などについて調べてみる
いろいろあると思います。
とりあえずこれはこれで「自分の強みを活かす」といったタイトルのプロジェクトに分類しておきましょう。

あとは、頭とこころの整理法の手順にしたがって処理をしていきます。
1) 書きだしたことを思いだすための日付を設定する

2) 実行できそうなら実行してみる

3) ちがうと思ったらやめる、または書きなおす

2-2. あなたが力を注いでいることに強みを活かせないか考えてみる
強みを活かす方法は、他にもあります。
あなたがいま、特に力を注いでいるプロジェクトに注目してみましょう。
ここでは事例として、「将来のための独立準備」という架空のプロジェクトを立ちあげてみます。

将来、独立するために、やるべきことはなにか?
そして、やりたいことはなにか?
これらについて、あなたの強みである「向学心」を活かした具体的な作業を考えてみましょう。
- 実践的な経営について学べる場所を探してみる
- 日々、ビジネスのために勉強したことを記録するノートを作る
- ビジネスに役立つ資格試験の勉強
他にもさまざまな「やるべきこと・やりたいこと」が浮かんでくると思います。
強みを活かす効用
ここでポイントとなるのは、「やるべきこと・やりたいこと」に対してあなたの強みを活かすことができれば、
- より効率的・効果的に目標達成できる可能性が高まる
- ゴールまでの過程が充実しやすくなる
- より正しいゴールを設定できる可能性が高まる
といったメリットが見込めることです。
悩みの解決にも
もちろん、悩みごとの解決にあなたの強みを活かすこともできます。
例えば、もしもあなたが職場での人間関係に悩んでいるのであれば、あなたの強みである向学心を活かし、人間関係について学んでみる。
例えば、「心理学(社会心理学)などについて学ぶ」といったタスクを書きだしてみるとよいかもしれません。
まとめ
性格的な強み診断といっても、単に診断だけしてなんとなく意識しているだけでは、実生活や実人生に対する効果を感じにくいです。
頭とこころの整理法を活用して、あなたの強みを具体的な行動に落とし込んでみてください。
日々の生活、これからの人生が充実したものと変化していくことでしょう。