ものを捨てられないときはとりあえず一時保管できる場所をつくってみよう

「ものを捨てられなくて困っている」
そんな経験、ありませんか?
実は私、なんと合計で 650kg もの「いらないもの」を捨てられずに溜め込んでいたことがあります。
……実際には、引っ越しのときに思い切ってものを捨てたら、合計で約 650kg あったのです。

「いらないもの、無駄なものに囲まれていると、気分もどんよりしてくる」
これは本当だと思いました。
不要なものが少なくなった現在は、前よりも気分がすっきりしているからです。
あなたも思い切って捨てて、すっきりしてみませんか?
そこでこの記事では、私の「捨てる体験」から得たおすすめの方法をお伝えしたいと思います。
ただし、その方法はとてもシンプルです。
また、
についてもお伝えしたいと思います。

捨てられないときにとりあえず一時保管する方法とは
どうしても捨てられないときは、とりあえず一時的に保管する。
具体的な方法をご紹介します。
1-1. 捨てられないときにやるべきことは、捨てられないものをとりあえず段ボール箱にいれておくこと
やりかたは簡単です。
- 捨てられないものを集めて段ボール箱にいれておく
これだけです。

こんなような箱に、とりあえず捨てられないものを保管していきます。
これは、紙に書きだしてリストにする方法でも、大丈夫かもしれません。
というのも、この方法は「もの」にかぎらず「頭の中」の整理にも使えるからです。
頭の中を整理するときは、それを見える化するために、紙に書きだして整理していきます。

1-2. 捨てられないものをとりあえず段ボール箱にいれたあとの注意点は「たまに思いだすこと」
捨てられないものを箱に入れて一時保留するときの注意点があります。
それは、「もの」も「頭の中」も一緒なのですが、
- 一時保留していることを思いだす
ということ。
というのも、捨てられないので一時保留したことさえ忘れてしまうことが、よくあるからです。
ですので、リマインダーアプリやスケジュール帳などに、「段ボール箱の整理」などと記入しておくとよいでしょう。
注意点は、これだけです。

1-3. 捨てられないものを無理に捨てないで済む処分の方法
では、段ボール箱の中のものを整理するときは、具体的にどうすればいいでしょうか?
捨てられないものは、無理に捨てる必要はありません。
そして、
- 捨てるのではなく、処分する
と考えてみてください。
具体的な処分方法は、以下のとおり:
- 捨てる
- 売る
- あげる・寄付する
- 再利用する
- 捨てられないものを段ボール箱にいれて一時保留するのは、この4つの処分のしかたを決めるため、ということができます。
ひとつひとつのものを捨てるか捨てないか? を決めていくのは予想以上に大変だからこそ、一時保留しよう
実際にやってみるとわかるのですが、ひとつひとつのものに対して「捨てるか捨てないか?」を決めていくのは、予想以上に頭が疲れます。
だからこそ、一時保留する。
そして、捨てられないものは、無理に捨てずに他の処分方法を考える。
という方法をおすすめします。

1-4. 実際に捨てたり処分したりする方法
では、実際に処分するとなったとき、どんな方法があるでしょうか?
1) ごみ収集場に持ち込む
お住まいの市区町村のごみ収集場に、直接、ごみを持ち込める場合があります。
計量方法によりますが、とても安く済むことも。
たくさんのごみをまとめて捨てたいときに便利だと思います。
2) 宅配買取を利用する
最近では、宅配で買取を行えるサービスも増えてきました。
私が利用したことがあるのは、
本 | バリューブックス |
服 | トレジャーファクトリー |
おもちゃ | トイズキング |
CD・DVD | HMV |
です。
3) 捨てられないので出張買取を利用してみた体験談
テレビなど重たいものは、どうしたらいいでしょうか?
私は、自宅にきて買い取ってくれるという、「出張買取」を利用してみました。
- 実際に買い取るかどうかは、直接、見てから決める
- 買い取り不可のとき、処分代行などはしない
というルールがあり、買い取ってもらえなかったものもありました。
4) 保管サービスもありかも
私がいま検討しているのは、「保管サービス」です。
文字どおり、お金を払って段ボール箱を保管してくれるサービスです。
捨てられないときは、あえてお金を払って保管してみる。
こうすることで、捨てられないものの価値が理解できるかもしれません。


捨てられない心理とは
第1章では、捨てられないものをどうやって処分するか? についてお伝えしてきました。
第2章では、「捨てられないという心理」について見ていきたいと思います。
2-1. 「捨てられない」から「捨てたくない」へ
捨てられないって、どういうことか?
個人的な結論ですが、
- 自分の持っているものが「捨てたくない」ものばかりになれば、そもそも「捨てられない」と悩むこともない
というもの。
「なんとなく」で購入したものほど、いずれ処分しないといけなくなる。
なので、手に入れるときによく検討する。
こうやって考えてみると、「捨てられない」は買うときからすでにはじまっている、といえるかもしれません。
私の場合、本がそうでした。
読みたいと思った本を、とりあえず通販で購入してしまう。
実際のところ、ざっと読んで二度と開かない。
そんな本がたくさんありました。
でも、いつか読むかも。
そう考えると、捨てられない。
最近は、通販サイトではなく、まず本屋にでかけるようにしています。
きちんと本を手に取って、吟味する。
通販は便利ですが、本屋は楽しいです。

2-2. 人はなぜ、「捨てられない」と悩むのか?
人はなぜ、「捨てられない」と悩むのでしょうか?
一般的には、
「もったいないから」
「そもそも捨てるのが面倒」
といった理由が多いそうです。
また捨てたあとに、「やっぱり捨てなきゃよかった」と悩むこともあるのだとか。
第1章でもお伝えしたように、捨てられないのであれば、無理に捨てる必要はありません。
一度、判断を保留する。
後悔しないためにも、じっくり考える。
現在では、買いたいものは家にいながらにして、ネットですぐに買えてしまいます。
もしかするとこれが、「捨てられない」の原因のひとつかもしれません。
きちんと吟味して購入したもの、本当に気に入っているものは、そもそも捨てたいと考えないし、捨てられないと悩むこともないからです。

まとめ
この記事では、ものを捨てられないときどうするか?
ということについて、私の体験をとおしてお伝えしてきました。
綿矢りさの本に「しょうがの味は熱い」という小説があります。
この小説では、「生活のこまごまとしたことにきちんと時間かける」ことができる彼がでてきます。
主人公は、同棲にあたりその彼の真似をするのですが、「掃除も丁寧にすると、急いでてきとうにしていたときよりなぜか邪魔くさくなくなった」という一説があります。
この小説は掃除の話しではありませんが、私も日々、丁寧に暮らしたいと考えています。