「もっと時間を効率的に使えるようになりたい」と思ったことはありませんか?

「忙しくて全然、やりたいことができない……」
毎日の生活、やらなきゃいけないことに追われている。
例えば、仕事。
「これしか進まなかったのか……」
一日を振り返ったとき、そんなふうにがっくりすること、ありませんか?
そんなときは、この記事で紹介する To Do リストとリマインダーの違いについてチェックしてみてください。
To Do リストとリマインダーをうまく使い分けることで、やるべきことを効率よくこなせるようになるはずだからです。

私は、「頭とこころの整理法」という手法を考案しました。
頭の中を整理して、すっきりした気分になれる方法で、Amazon で書籍も販売しています。
実は、頭とこころの整理法でも、To Do リストとリマインダーを使い分けることを提案しています。
そこでこの記事では、そんな私の知識と経験をもとにして、
について、わかりやすく解説していきます。

To Do リストとリマインダーの違い
まずは基本として、「そもそも To Do リストとかリマインダーって何?」について解説しましょう。
To Do リストとは
To Do とは、「やること」、「やらなきゃいけないこと」という意味です。
なので、To Do リストというのは、やること(やらなきゃいけないこと)リストのことです。
例えば、買いものリスト。
スーパーで買うものをリストにしておく。
これだけで、買いものがスムーズになりますよね。

タスクとは
実は、To Do と似たような言葉に「タスク」というものがあります。
これは、「課題」とか「やるべきこと」といった意味があります。
特に仕事で使うことが多いようです。
ここでは、買いものリスト全体のことを「To Doリスト」。
ひとつひとつの買うべきもののことを「タスク」というイメージでとらえてください。(下図参照)

リマインダーとは?
リマインドには「思いださせる」といった意味があります。
ここからリマインダーとは、思いださせてくれるものと考えてください。
先ほどの買いものリストで考えてみましょう。
買いものリストは作った。
だけど、いつ出かける?
じゃあ例えば、「会社帰りに買いものに行こう」と考えたとします。
このときに「買いものに行く時間だよ」と思いださせてくれるのが、リマインダーです。

具体的には、スマホのリマインダーアプリを使う人が多いかもしれません。
はじめに設定しておけば、その時間に画面に通知が表示されます。
その通知を見れば、やるべきことを思いださせてくれます。
To Do リストとリマインダーの違いとは?
ここまでの内容をふまえて、To Do リストとリマインダーの違いをまとめてみましょう。
- To Do リスト:やるべきことのリスト
- リマインダー:やるべきことを思いださせてくれるもの
大雑把にいえば、
- いつやるか:リマインダー
- 何をやるか:To Do リスト
という感じです。
次の章では、To Do リストとリマインダーの活用方法について、より具体的に解説します。


To Do リストとリマインダーの具体的な活用方法
第2章では、To Do リストとリマインダーの活用方法を具体的にご紹介します。
Evernote というアプリを使って説明します。
Evernote を活用した To Do リストとリマインダーの使い分け
Evernote では、「タスク」という機能を使うことで、To Do リストを設定できます。
下図を見てください。

「家族でキャンプに行く」というプロジェクトに関する To Do リストです。
Evernote では、ひとつひとつの To Do(やるべきこと)に対して、リマインダーを設定できるようになっています。
上図では、「キャンプ場を決める(ネットで調べて予約する)」という To Do に対して、リマインダーを追加するところです。
ひとつひとつの To Do に対してリマインダーを設定する理由
なぜ、ひとつひとつの To Do に対して、それぞれリマインダーを設定するのでしょうか?
例えば、「キャンプ場を決める」のは、早めにやらないといけません。
対して、「食材を買う」のは、出発日で大丈夫です。
やるべきことひとつひとつに対して、実行日はそれぞれ違います。
そのため、それぞれの思いだすべきタイミングで、リマインダーを設定していく必要があるのです。
ここまで、Evernote というアプリを使った To Do リストとリマインダーの活用方法を紹介してきました。
では、他のアプリや、手帳などで To Do リストやリマインダーを使うにはどうしたらいいでしょうか?

To Do リストとリマインダーを活用するための2つのポイント
To Do リストやリマインダーをうまく活用するには、どうしたらよいでしょうか?
まずはもう一度、イメージ図を見てください。

- プロジェクトの中に To Do(タスク)があり、その集まりを To Do リストと呼ぶ
- それぞれの To Do(タスク)にはリマインダーを設定して忘れないようにする
このイメージを覚えておいていただければ、さまざまなツールで活用できるはずです。
まずはシンプルなプロジェクトから取り組んでみよう
まずはシンプルなプロジェクトから、To Do リストとリマインダーを活用してみましょう。
To Do リストとリマインダーを活用することで、やるべきことと、それをやるタイミングが明確になります。
そしてそのぶん、頭の中がすっきりしてきます。
というのも、To Do リストやリマインダーを作らない場合は、自分の頭の記憶力を使ってやるべきことを覚えておいかないといけないからです。
もしよろしければ、私が考案した「頭とこころの整理法」も試してみてください。
この記事と同じようなやりかたで、あなたの頭の中の気になっていることをすべて、整理することができます。


リマインダーをもっと活用するアイデア
第3章では、リマインダーをもっと活用するためのヒントをお伝えします。
といっても、お伝えしたいことは、とてもシンプルで、
- リマインダーに、ジャーナリングできるスペースを作る
というもの。
イメージでいうと、こんな感じ ↓↓

空白欄が用意されており、あれこれ書き足しができるようになっています。
なぜ、ジャーナリングできるスペースを作っておくのか?
というのも実は、やるべきことをあらかじめ決めておいても変更になることが多いからです。
忙しい毎日では、自分の考えや状況が変わることは、よくあることです。
そのたびに To Do リストを作りなおすのは、かえって非効率的です。
実は頭とこころの整理法でも、ひとつひとつの「思いだすことリスト」に、自由に書き込むことのできるスペースを用意しておきます。
こうすることで、あなたの気持ちの変化や状況の変化を記録することができるからです。
シンプルなアイデアですが、効果的です。
より詳しくは、「頭とこころの整理法」のテキスト(Web)または書籍(Amazon)を参考にしてみてください。

まずは手元にメモ帳を置くことからはじめてみよう
To Do リストやリマインダーは、シンプルですが効果的です。
習慣として身につけるために、まずは手元にメモ帳を置くことからはじめてみてはいかがでしょうか?
メモを整理するワザについては、下記の記事を参考にしてみてください。