ここではプロジェクトの整理におけるプロジェクトの計画作成の中の「プロジェクトのリストアップと計画作成のパターン」について解説をします。

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プロジェクトには試行錯誤が必要か?

プロジェクトの整理における具体的な作業については、プロジェクトのリストアッププロジェクトの計画作成というふたつのステップにわけることができます。

これらを実践していくうえでのひとつの傾向としていえることは、それぞれに試行錯誤が必要になるだろう、ということ。

なぜならば、頭とこころの整理法では、人生全体を「プロジェクト」という単位であつかっていくのですが、いってみればこれはある意味、「強引なこと」でもあるからです。

ですからたとえば、プロジェクトを「目標達成型プロジェクト」とか「継続重視型プロジェクト」といったようにいくつかのタイプでわけてしまったほうが、プロジェクトのリストアップも簡単に思えるかもしれません。

しかしながら、それをやってしまうと次は「プロジェクトのタイプを整理、管理する」ということをおこなわないといけなくなってしまう。

これは厳密にいって整理されているとはいえませんし、また実感としてその効果を感じにくいことでしょう。

どのようなモノ・コトでも、ほうっておけば散らかっていくというのは自然なことであり、それを整理していくということは、本来的には不自然であり強引なことである、といえるのかもしれません。

ひとつの単位で整理することの効果

というわけでこのように考えてみると、だからこそ「プロジェクト」というひとつの単位で人生全体を整理していくことにはおおきな効果があるだろうということです。

ここでいう効果というのは人それぞれですが、たとえば強烈な開放感をあじわう人もいるでしょうし、仕事などの生産性がたかまったという人もいるでしょう。

人づきあいが苦手な人はそれを克服しようとするエネルギーが湧いてくるかもしれませんし、大勢に囲まれた騒々しい毎日を送っている人は、勇気をだしてひとりの時間を大切にしようとするかもしれません。

つまり頭とこころの整理法では、プロジェクトという単位で人生全体を整理していきますが、それはある意味、不自然なことでもあり、そのため効果的ではあるものの、多少の試行錯誤が必要である。

そこで以下では、プロジェクトのリストアップと計画作成におけるいくつかのパターンについて解説をくわえておきます。

創造的なプロジェクトについて

創造的なプロジェクトをどのようにあつかっていくか?

ここで「創造的プロジェクト」という言葉をつかいましたが、「具体的にやるべき作業がわかりにくいプロジェクト」というようにとらえてもらって構いません。

たとえばあなたは会社につとめているが、いつか独立して起業をしようと計画している。

たとえば日頃の感謝をこめて、奥さんや子どものためにはじめての手料理にチャレンジしてみることにした。

これらはどちらも創造的なプロジェクトと呼べるのではないでしょうか?

対して、たとえばデザイン業など一般的には創造的であるといわれている作業であっても、それが本人にとって単純な作業になってしまっているのであれば、創造的であるとはいえません。

手書きの活用

さてこのような創造的プロジェクトをたちあげた場合、個人的におすすめをするのは「手書きメモを活用する」ということ。

特にプロジェクトの初期段階においては、思考の整理という意味もこめて多用してもよいのではないでしょうか。

(思考の整理に関するノート術については「整理法プラスプラス」で詳説する予定)

そしてある程度の段階にまできたところで、計画の作成をおこなっていく。

またいわゆるツリー図(マインドマップ)をもちいて思考を整理しておくことも有効です。

その結果、はじめに考えていたプロジェクトとはちがったものに変わっていく可能性もあるでしょう。

これは、上記の「起業」とか「手料理」などもそうなのですが、心の中で根本的にもとめているものが「起業」とか「手料理」といったわかりやすいキーワードで表現されているだけなので、思考が整理されていくことにより変化することがあるということです。

参考:下図は、私がこの「整理法プラス」というサイトをたちあげる前の手書きメモのひとつと、それらをマインドマップとして整理したもの。

現在は、日々、このマインドマップをみながら執筆をしています。

原因解明的プロジェクトについて

次は、「プロジェクトで問題を解決することはできるか?」という点について考えてみましょう。

たとえば「他人と話すと緊張してしまう」という問題があったとします。

緊張してしまうので仕事でも自分の意見をはっきりいえず困っている。この問題をどのように解決したらよいのか?

これについて頭とこころの整理法では、「方向性」に気をくばるということをおすすめしています。

つまり、「問題解決のために原因を解明しよう」ではなく、「それ以前にそもそもどうなりたいのか?」という方向性について考えてみようということ。

なぜか?

原因を解明しても解決にはつながらないことがある

原因の解明は、再発防止に役立つかもしれませんが、現状の解決にはつながらないことがあります。

たとえば風邪をひいたとして、その原因が寝冷えにあったということがわかっても、いまの風邪の症状がよくなるわけではありません。

原因はひとつではなく解明が難しい場合がある

そもそも原因と結果が一対一で対応してないことも、よくあります。

先ほどの緊張してしまうという例。

もともと内向的な性格であるというところに原因があるかもしれませんし、もしかしたら小さい頃に親に怒られたことが原因かもしれません。

しかし、その両方かもしれませんし、さらに他の原因があるのかも。

原因を解明しようとしても、そもそもそれが難しいということもあるのです。

さらにやっかいなのは、いくつかの原因があるにもかかわらず、それに気づかないこともあるということ。

たとえば上記の例でいえば、もともと内向的な性格であるという原因には気づかずに、両親との過去のできごとばかりに原因をもとめてしまうという状態で、これは状況を悪化させる可能性もあります。

原因にはさらなる原因があることがある

小さい頃に親に怒られたことが原因である、ということがわかったとして、しかしではその原因、つまり怒られた原因はなんなのか?

ということを考えなくてはいけない可能性もあります。

つまり、「原因の原因」をたどるようなことで、これをやっていくとキリがありません。

原因が解明されなくとも解決することは可能である

先ほどの「風邪」の例で述べたように、原因解明は再発防止には役立つかもしれませんが、解決にはつながらないことがあります。

そしてさらにいえば、そもそもの原因が解明されていなくとも解決してしまうということは実はとてもよくあるということ。

ただしそのためには、自分がなにをもとめているか?自分はどうしたいのか?という方向性で考えていくことが必要になります。

プロジェクトをリストアップし、その計画を作成する段階においても、この点に気をくばるようにしてください。

複雑なプロジェクト、または大きなプロジェクトについて

よくあることなのですが、プロジェクトそれ自体が複雑になっていったり、大きくなっていったりすることがあります。

海外旅行を例にして考えてみましょう。

たとえばいくつかの国をまわるような場合は、「海外旅行:イギリス」、「海外旅行:イタリア」といったように国ごとにプロジェクトをわけたほうが整理しやすいかもしれません。

この場合も、可能なかぎりそれぞれのプロジェクトの計画作成をおこないます。

複数のプロジェクトを管理するためのプロジェクト

ただしこのようにプロジェクトを分けていくことにより、全体像、たとえばこの場合であれば全体的なスケジュールや予算などがわかりにくくなる可能性があります。

そのような場合は、それらをまとめるようなプロジェクトをたちあげましょう。

この場合であれば「海外旅行」というプロジェクトで全体を管理するようにします。

  • 海外旅行 – 海外旅行全体のスケジュールや各プロジェクトの連携について整理と管理
  • 海外旅行:イギリス – イギリスでいきたいところややりたいところをまとめる
  • 海外旅行:イタリア – イタリアでいきたいところややりたいところをまとめる

このようなイメージです。

ここでは「海外旅行」という例をあげましたが、仕事や趣味、または自分自身の健康などについても、プロジェクトをわけて考えると整理しやすい場合があります。

  • 健康:医療・検診
  • 健康:運動
  • 健康:ダイエット・食事

といったように。

「プロジェクトのリストアップと計画作成のパターン」まとめ

ここではプロジェクトのリストアップと計画作成について、試行錯誤が必要になりそうなケースをあらかじめ紹介しておきました。

応用的に参考になれば幸いです。

しかしながら、ひとりひとりさまざまな状況があると思います。相談や質問などは、こちらのメールマガジンで受けつけていきますのでご登録ください。

次回はいよいよ「作業の整理」にはいっていきます。