プロジェクトの結果について

ここではプロジェクトの整理におけるプロジェクトの計画作成の中の「プロジェクトの詳細」について解説をします。

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プロジェクトの計画作成についてのおおまかな流れ

プロジェクトの計画作成については、おおきく3つの分野に分かれています。

  1. プロジェクトの詳細について
  2. プロジェクトの結果について
  3. プロジェクトの進行について

今回は、2番の「プロジェクトの結果」ついて解説をします。

プロジェクトの結果とはなにか?

プロジェクトの結果とはなにか?

これは文字どおり「プロジェクトの結果について考える」ということであり、それに取り組むことによって得たい結果や、達成に到るまでに想定される障害などについて検討していきます。

単純に成功のイメージを具体的にするだけではありません。

なぜならば現実に起きることはもっと複雑であり、成功をイメージするだけではその実現のためにはかえって逆効果になることもあるからです。

これは当然といえば当然で、例えば社内であるプロジェクトを成功させる必要がでてきた際に、単にその成功をイメージするだけでは仕事にならないでしょう。

実際には、肯定的な要素だけではなく否定的な要素もふくめて起こりうるシナリオをさまざまな角度から検討するはずで、ここでもそのような方法論にもとづいています。

くだけた言いかたをするならば「現実的に、夢を現実に転換する」とでもいえばよいでしょうか?

というわけで、そのために答えるべき質問を下記のように用意しました。

  • イメージする結果はなにか?(どんなものか?)
  • イメージする結果が現実になるとどんな良いことが起きる?
  • イメージする結果が現実になるとどんな悪いことが起きる?
  • イメージする結果が現実になるまでに想定される障害はなにか?
  • イメージする結果と現実(現状)とのギャップ

順に解説していきます。

イメージする結果はなにか?(どんなものか?)

プロジェクトに対してどのような結果をイメージするか?

これは具体的なほうがよいだろうとは思います。

しかし当然のことながら、イメージするだけでそれが成し遂げられるわけではありません。

重要なことは、そのイメージを具体的な現実に転換させていくことであり、そのためのきっかけとしてこの質問は必要である、といえます。

例えば「ダイエット」というプロジェクトにおいて「10kg 痩せる」というようなことがイメージする結果となります。

イメージする結果が現実になるとどんなよいことが起きる?

イメージする結果が現実になることによって、どんなよいことが起きるのか?

いいかえればどんなメリットがあるのか?ということになりますが、例えば先ほどのダイエットの例でいえば、「痩せることにより、いままで着られなかった服を着られるようになるかも」とか「自分に自信を持てるようになるかも」といったような感じになります。

これは先に述べたように、現実的なカタチで夢を現実化するための質問のひとつです。

イメージする結果が現実になるとどんな悪いことが起きる?

同様に、どんな悪いことが起きるか?についても考えてみましょう。

一般的に、なにかを得るためにはなにかを失う必要があります。

もちろん、失いたいと望んでいるものを失うのであれば、なんの問題もないのかもしれません。

例えば禁煙。

私はこれによって一服してひとやすみする時間を失ったとは思いますが、それによってなにか問題があるかといえば、いまのところなんの問題もありません。

しかしながら、仕事の成功などをイメージするということにおいては、例えばその過程において家族との時間を失う可能性もあるでしょう。

事業に成功して地位や名誉を得ることにより、謙虚な心を失う可能性もあるかもしれません。

バカバカしいと感じるかもしれません。

しかし実際にさまざまなことを成し遂げていく過程においては、得るものより失うもののほうが大きこともあり得る、ということ。

イメージする結果が現実になるまでに想定される障害はなにか?

これは、プロジェクトの達成の障害になりそうなことについての質問です。

例えば先ほどの「禁煙」というプロジェクトの例でいえば、「飲み会などに参加したときについつい喫いたくなってしまうかもしれない」といったようなもの。

このように、あらかじめ障害になりそうなことを想定しておくことにより、あらかじめ対策を練って置いたり、避けたりことができる可能性がたかまります。

またここでは「障害」という言葉を使っていますが、「必要なステップ」というように考えてもよいかもしれません。

その場合は、次の質問である「結果と現実とのギャップ」についても考えながら進めていくとスムーズかと思います。

イメージする結果と現実(現状)とのギャップ

現状とイメージする結果のへだたりについて客観的に把握しておくことはとても重要だといえます。

前向きな気持ちで成功を確信することは大切なことかもしれませんが、本当の意味での前向きさとは、後ろ向きな面をもみつめたうえでなりたつものではないでしょうか?

肯定的で否定的な考えかた

つまり、ここまでの質問でみてきたように、夢や理想をイメージすると同時に、それを実現させるための現実的な側面にもきちんと目を向けるということ。

この現実的な側面については否定的な要素が含まれることもありますが、肯定的な側面と否定的な側面のバランスが大切です。

頭とこころの整理法において、このような、ある意味「単純ではない」質問を用意しているのは、個人的な体感として、それがより達成度をたかめることを確信しているからですが、同時に、プロジェクトという単位で整理を進めていくことにより、このようなより複雑な計画作成についても対応できるようになるだろう、と予想しているからでもあります。

補足:構築的な考えかた

計画作成についての補足として、ここで「構築的な考えかた(構築的思考)」について触れておきましょう。

これは簡単にいえば、「よりよい未来を構築するという方向で考える」とでもいうようなもので、

  • 自分はどうなりたいのか?
  • それを成し遂げたときにどうなっているだろうか?
  • 自分はなにが得意で、なにが好きだろうか?
  • 自分はなにを使えるだろうか?
  • すでにできていることはなにか?

という観点からプロジェクトを考えていきます。

逆に、原因追求的な考えかた、つまり「問題の原因を解明してそれを解決すれば、よくなるはず」というものもありますが、プロジェクトの計画作成については、この考えかたはあまり推奨していません。

なぜならば、問題の原因を解明することは意外とむずかしく、極端な話、原因なんかどうでもいいからよりよい未来を構築するという方向で考えたほうが効果的なことが多いからです。

先ほどの「禁煙」についていえば、なぜタバコを吸ってしまうのか?という原因を解明するよりも、やめる方法を考えたほうがスムーズであろう、ということ。

ですから例えば、仕事場での人間関係などでストレスを感じている場合にも、その原因を探るというようなプロジェクトを立ちあげ計画を作成していくよりは、(自分にとって)よりよい未来、つまり自分はどうなりたいのか?という方向から考えてプロジェクトを立ちあげ、計画を作成していく。

このような考えかたの方向性を採用することをおすすめしています。