ここではプロジェクトの整理におけるプロジェクトの計画作成の中の「プロジェクトの詳細」について解説をします。

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プロジェクトの計画作成についてのおおまかな流れ

プロジェクトの計画作成については、おおきく3つの分野に分かれています。

  1. プロジェクトの詳細について
  2. プロジェクトの結果について
  3. プロジェクトの進行について

今回は、1番の「プロジェクトの詳細」ついて解説をします。

プロジェクトの詳細とはなにか?

そもそもプロジェクトの詳細とはなにか?

それは、「私がとりかかろうとしているこのプロジェクトはいったいなんなのか?」をあきらかにすること。

では、なぜあきらかにするのか?

これはプロジェクトの計画作成とは?でも説明したように、状況に応じてより適切な判断をくだせるようにしたいということと、プロジェクトの達成度をたかめたいという理由によります。

プロジェクトをあきらかにするための質問

ではプロジェクトの詳細をあきらかにするためにどのようなことを考えるべきでしょうか?

頭とこころの整理法では、4つの質問を用意しています。

  • このプロジェクトの概要(意味・目的・価値観)は?
  • このプロジェクトの進めかた・基本方針は?
  • このプロジェクトのコントロール度は?
  • このプロジェクトに関する感情(否定的・肯定的)は?

具体的にどうするか?

上記の質問に対する答えをメモしておきます。

Evernote を活用する場合は、プロジェクトの計画作成のためのノートを作成し、そこに答えを書いておきましょう。

私は、プロジェクトの計画作成ためのノートは「P: プロジェクト名(ピー、半角コロン、半角スペース プロジェクト名)」という件名にしています。

20170511161315.png

こんな感じ。

その中に、上記の質問に対する答えを入力しておく。

20170511161725.png

こんな感じ。

このプロジェクトの概要(意味・目的・価値観)は?

ここからは、ひとつひとつの質問をみていきましょう。

プロジェクトの概要、意味や目的、価値観をあきらかにするとは、どういうことか?

これについて解説するために、私の事例についてご紹介します。

例「趣味の読書」

例えば、「趣味の読書」プロジェクト。

趣味としての読書を楽しむためのプロジェクトである。

「趣味として読書を楽しむ」と書いてあります。

例「健康とエクササイズ」

「健康とエクササイズ」についてはどうでしょうか?

このプロジェクトは、健康について(定期的な健康診断・体重の管理・定期的な運動など)を管理していくためのプロジェクトである

「このプロジェクトは、健康について(定期的な健康診断・体重の管理・定期的な運動など)を管理していくためのプロジェクトである」と書いてあります。

例「整理法プラス」

ではこのサイト「整理法プラス」はどうでしょうか?

このプロジェクトは、人が人として「よりよく生きる」ということについての研究のためのプロジェクトである
このプロジェクトの目的は、研究活動をとおして人がよりよく生きるための具体的な方法論を提示し、それを普及させていくことである
このプロジェクトには、宇田川 雄士本人のライフワーク的な意味があり、可能な限り一生をとおして追求していくプロジェクトである

簡単にいうと、「これは私のライフワーク的なプロジェクトであり、個人的な研究的プロジェクトである」、と書いてあります。

意味や目的などを明確化するということ

このような意味や目的、価値観を明確化するという作業の目的は、プロジェクトを進めていくうえでの判断をしやすくすること、また判断の精度をたかめるということにあります。

例えば、あなたが起業または副業をしたいと考えたときに、収入を得るためのプロジェクトとして進めていくのか、自己実現的な、あるいはライフワーク的なプロジェクトとして進めていくのか?

これによって、プロジェクトの方向性とそこから導かれる判断はちがってくるはずですし、その結果として発生する作業もより本来の目的にかなったものになる可能性がたかまるでしょう。

意味や目的が変化することもある

とはいえ、意味や目的を価値観を明確化するということは、意外とむずかしい作業でもあります。

プロジェクトの意味や目的、価値観が正しいどうかということは、自分の頭で考える必要がありますし、状況に応じてそれらは変化していく可能性もあるからです。

ひとつの傾向として、プロジェクト自体の進み具合が思わしくないのであれば、意味や目的、価値観の明確化について再検討する必要があるかもしれません。

このプロジェクトの進めかた・基本方針は?

次の質問「このプロジェクトの進めかた・基本方針は?」について。

これは文字どおり、「プロジェクトをどのように進めていくか?」ということ。

例えば「健康とエクササイズ」ならば「基本的に毎日つづける」とか、「育児」ならば「奥さんの手伝いを基本方針とする」といった感じです。

仕事に関するプロジェクトの場合ならば、「できるだけはやくやる」といった基本方針になる可能性もありますし、未知の分野にチャレンジするようなプロジェクトの場合は「まずはどのようなものかしっかりと調査する」というような進めかたになってくるでしょう。

進めかたや基本方針について明確化しておくことにより、より効率的に複数のプロジェクトに同時的に取り組めるようになることを目的としています。

このプロジェクトのコントロール度は?

意外と気づかないことですが、プロジェクトをすべて自分でコントロールできないことがあります。

例えば仕事に関するプロジェクト。

これは一般的には会社や上司、顧客などの都合にあわせる必要があるでしょう。

また友人との旅行などといったプロジェクトも、通常、すべてを自分でコントロールすることはできません。

その他に、そのプロジェクトに慣れていないとか、はじめてチャレンジする分野である、といった場合にはコントロール度が低くなるはずです。

プロジェクトのコントロール度については、これが低いほど不確定な要素がでてくる傾向があります。

ここでは、それをあらかじめおおまかに把握しておくことにより、自分でできることに集中できるようにすることを目的としています。

ですので、正確に見積もる必要はなく、「50%くらい」とか「30%くらい」といったような概算で大丈夫でしょう。

このプロジェクトに関する感情(否定的・肯定的)は?

やりたくて仕方がないプロジェクトなのか?

無理にやらされているプロジェクトなのか?

ここはプロジェクトの進行におおきな影響をあたえる可能性があります。

仕事の都合などにより、あまり気は進まないけれどもやらなくてはいけないというようなプロジェクトの場合、作業段階でそのための工夫をする必要があるかもしれません。

例えば、プロジェクトをやり遂げるための作業について検討する段階で、できるだけ作業を細かくして達成しやすくするとか、他人にお願いすることができないか検討してみるとか、そういったことを考慮にいれるということ。

またやりたいと感じていたはずのプロジェクトにおいても、実際に取りかかってみるとまたちがうことを感じる場合も多いでしょう。

頭とこころの整理法では、このあと、プロジェクトをやり遂げるための作業を発生させていくことになりますが、感情面を明らかにしておくことにより、その作業の精度をたかめるためのヒントとしていくことを目的としています。

プロジェクトの計画作成はすべてのプロジェクトに必要ではない

プロジェクトの計画作成とは?でも述べたように、プロジェクトの計画作成は、すべてのプロジェクトに必要というわけではありません。

例えば「家事」というプロジェクトがあった場合、それに対して意味を求めないのであれば、わざわざ明確化する必要はない。

しかしながら例えば、奥さんの出産・育児のために夫が家事を手伝うことになった、とでもいうような場合は、お互いのためにも、ある程度しっかりとした計画を作成しておいたほうがよいかもしれません。

ここはそれぞれの主観によるものであり、ご自身で判断していただく必要があります。

「プロジェクトの詳細について」まとめ

長くなりましたのでまとめておきましょう。

プロジェクトをリストアップしたら、そのプロジェクトの計画を作成する必要があり、それは下記の3段階に分かれている。

  1. プロジェクトの詳細について
  2. プロジェクトの結果について
  3. プロジェクトの進行について

そしてこのページでは1番の「プロジェクトの詳細について」について解説をしました。それは下記の4つの質問から構成されている。

  • このプロジェクトの概要(意味・目的・価値観)は?
  • このプロジェクトの進めかた・基本方針は?
  • このプロジェクトのコントロール度は?
  • このプロジェクトに関する感情(否定的・肯定的)は?

これをまとめると、下記のようになります。

  1. プロジェクトの詳細について
    • このプロジェクトの概要(意味・目的・価値観)は?
    • このプロジェクトの進めかた・基本方針は?
    • このプロジェクトのコントロール度は?
    • このプロジェクトに関する感情(否定的・肯定的)は?
  2. プロジェクトの結果について
  3. プロジェクトの進行について

これらの作業をなぜやるのか?

それは、状況に応じてより適切な判断をくだし、プロジェクトの達成度をたかめるためである。

次回は、2番の「プロジェクトの結果について」の解説となります。