ここでは、プロジェクトをリストアップする際の注意などについて解説します。

途中で整理したくなったらどうするか?

プロジェクトをリストアップしていくと、途中で実際に整理をしたくなってしまうことがあるかもしれません。

本来の目的はプロジェクトのリストアップであり、例えば「書棚の整理」というプロジェクトをリストアップしたならば、次は他にリストアップできるものを探す、というのが通常の進行になります。

しかしそれを忘れてついつい「書棚の整理」に没頭してしまう。

実は、これはよくあることであり、実際問題として誰かが横にいて監督でもしてくれないかぎり、これを制御することは難しいかもしれません。

しかしよく考えてみれば、整理すること自体は悪いことではないともいえます。

ですからある程度やって、気がすんだら次のプロジェクトのリストアップにうつる、というような対応でもよいでしょう。

システムの構築のために時間をつくるのページでは、時間に余裕をもって取り組んでほしいというようなことを書きましたが、それはこのような紆余曲折にあらかじめ対処できるようにしておくためでもあります。

没頭しやすいタイプの人は、スマートフォンなどを活用し、あらかじめ一時間おきにアラームが鳴るようにタイマーをセットするなどしておくとよいでしょう。

すべてリストアップされたかどうかはどうやったらわかるのか?

プロジェクトがすべてリストアップされたかどうかは、どのように判断したらよいでしょうか?

これは、物理的な意味での「整理整頓」をイメージしてもらうと良いかもしれません。

部屋のある場所だけ整理整頓されていなかったとしたら、逆にその部分だけが目立ったり気になったりするでしょう。

これと同様に、すべてがリストアップされない場合は、頭の中にもやもやとした感じが残ります。

頭の中のできごとであるため明確に伝えることはできませんが、確信をもって「これでぜんぶだ」といえないかぎり、リストアップは終わっていないと考えたほうがよいかもしれません。

プロジェクトのリストアップで解説したように、「集中と散漫」をくりかえしていくことも有効です。

細かな作業について

わざわざプロジェクトを立ちあげるまでもないような細かな作業はどうしたら良いでしょうか?

結論からいえば、そのような場合でも多少、強引にプロジェクトとしてあつかうか、またはプロジェクトの中の「作業」としてあつかうようにします。

なぜならば、どんなプロジェクトにも属さない細かな「作業」の存在を許してしまうと、プロジェクト以外にもそのような細かな作業を整理しなくてはいけなくなり、結果として全体の手間やコストが増大してしまうからです。

ですので、どのような細かな作業もプロジェクトまたはプロジェクトから発生した作業としてあつかうようにしてください。

細かな作業の対処法

細かな作業とは、例えば、「はがきをポストに投函する」といったようなもので、これをわざわざ「プロジェクト」として立ちあげるのは、確かに効率的ではないでしょう。

このような場合、例えばこのはがきが投資用の口座の開設に関するものであれば、「資産の管理」といったプロジェクトの中の作業のひとつとして分類するようにします。

そのような分類が難しい場合は、「空き時間」というプロジェクトを立ちあげ、空き時間にできるような作業として管理するのもよいでしょう。

「プロジェクトをリストアップする際の注意」まとめ

プロジェクトを無事にリストアップすることができれば、あなたは人生で取り組んでいることを「プロジェクト」という単位で管理し、それらをすべて把握することができるようになります。

これだけでも、人生全体が整理されたような実感を得られるかもしれません。

なぜならば、頭の中の整理とはどういうことか?でも解説したように、プロジェクトをリストアップすることによって、「選択・判断・系列化」という脳内活動がおこないやすくなるからです。

これは、あなたの目の前のプロジェクトのリストから状況に応じた選択肢を吟味し、実際の行動を起こすことができるようになった、ともいえるでしょう。